ドルフィンズQBタゴヴァイロアが脳しんとうプロトコルをクリア、シーズン第7週に出場見込み
2022年10月16日(日) 08:41マイアミ・ドルフィンズのクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアがフィールドへの復帰に一歩近づいた。
タゴヴァイロアが脳しんとうプロトコルをクリアしたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地15日(土)に報じている。タゴヴァイロアはデトロイトとピッツバーグで専門家と会った後、プロトコルをクリアしたとペリセロはつけ加えた。
また、ペリセロが情報筋の話をもとに伝えたところによると、タゴヴァイロアは脳しんとうプロトコルに入っている間、状態が悪化することはなかったという。タゴヴァイロアは日曜日に行われるミネソタ・バイキングス戦ではインアクティブとなるものの、シーズン第7週に組まれているサンデーナイトフットボール(SNF)のピッツバーグ・スティーラーズ戦で戦列に復帰する準備はできているとのこと。
ベテランQBテディ・ブリッジウォーターも脳しんとうプロトコルをクリアし、シーズン第6週にバックアップを務めることになっている。新人QBスカイラー・トンプソンはバイキングス戦でキャリア初先発する予定だ。
タゴヴァイロアは今週、練習に復帰したが、水曜日にヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルによって除外されている。
マクダニエルHCは「彼がアクティブになるとは思っていない。確実に言えるのは、彼が今週、プレーしないということだ」と述べた。
タゴヴァイロアは9月29日に実施されたシンシナティ・ベンガルズ戦で見舞われたケガにより、脳しんとうプロトコルに入っていた。
10月8日、NFLとNFLPA(NFL選手会)はタゴヴァイロアに対する脳しんとうプロトコルの取り扱いに関する調査について共同声明を出している。
シーズン第5週から有効になったプロトコルの具体的な変更点は、再出場の可否を決定する強制的な“復帰不可”の症状に“運動失調”の診断が追加されたことだ。
タゴヴァイロアが復帰に一歩近づいたことで、ドルフィンズはトンプソンがキャリア初先発を務める日曜日の試合以降のことを考えられるようになっている。
【RA】