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パッカーズQBロジャースがオフェンスへのコメントを説明、「自分たちの頭の中で単純化が必要」

2022年10月19日(水) 23:32


グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャースとニューヨーク・ジェッツのジョン・フランクリン-マイヤーズ【AP Photo/Morry Gash】

現地16日(日)、ニューヨーク・ジェッツに27対10で敗れたグリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは、オフェンスがギアを入れるためには物事を“単純化する”必要があると発言した。月曜日、そのコメントについて聞かれたパッカーズのヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーは、ロジャースがどういう意図でそう言ったのかは分からないと述べ、それよりも実行することの方が大きな要因だと付け加えている。

火曜日に恒例の『The Pat McAfee Show(パット・マカフィー・ショー)』に出演したロジャースは発言の真意を明らかにし、それは苦戦に対するラフルアーの見解に近いものとなっていた。

『Milwaukee Journal Sentinel(ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル)』によるとロジャースは、「ポイントは、正直な話、大部分でさほど複雑でもない計画をオレたちが実行できていないんだとしたら、リアクションとして考えられるのは、それをさらに単純化すべきなんじゃないかって話だ」と説明したという。「別にモーションを減らすとか、スクリメージラインのチェックを減らすとかいうことじゃない。単に、やっていることにみんなが確実に対処できるようにしようじゃないかってことだ」

「あれは本当に俺たちの選手にとって警告だった。もうちょっとしっかりしなきゃならないし、自分たちの頭の中を単純化する必要がある。一番複雑なプレーだって、頭の中では単純化できる。もう少しディテールを修正すればいい。今まではディテールが十分じゃなかった」

ボールを動かすことに苦戦している3勝3敗のパッカーズは、試合平均ヤード(348.2ヤード)でリーグランキング15位、平均得点(17.8点)で24位となっており、2021年と比べると試合平均得点は8.6点少なくなっている。

新しくなったレシーバー陣はすでにケガへの対処を強いられており、ロジャースも15シーズンにわたってパッカーズの先発を務めてきた中で、試合平均のパスヤード(233.8ヤード)とタッチダウンパス(1.5回)でワースト記録を突き進んでいる。

危機脱出のためには、フィールドにいる全11人の選手が同じ考えを持っていなければならないとロジャースは強調した。

「俺たちは自分たちのゲームを単純化する必要がある」と彼は言う。「これはスタッフへの不満とかじゃない。彼らはすごく努力してくれている。どこかの時点で、責任は選手たちのものになる。出ていって実行するのは選手たちだ」

次の日曜日に、パッカーズはディフェンスが被ヤードで19位、被得点で18位、対ランで25位、対パスで15位だが、サック数ではリーグで4位タイのワシントン・コマンダースを相手に軌道修正を試みることになる。

【M】