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RBゴードンがジェッツ戦で先発するとブロンコスHCハケット

2022年10月20日(木) 10:27


メルビン・ゴードン【AP Photo/Bart Young】

デンバー・ブロンコスのヘッドコーチ(HC)ナサニエル・ハケットがランニングバック(RB)メルビン・ゴードンについての考えを180度転換した。

ハケットは現地19日(水)に、日曜日に組まれているニューヨーク・ジェッツとの試合でゴードンが先発すると明かした。この決断はマンデーナイトフットボールの後半でゴードンがベンチに留め置かれた後、ハケットHCがゴードンと話し合った上で成されたものだ。

ハケットHCは「素晴らしい話し合いだった」とし、「メルビンは素晴らしい。彼がプロとしてこのリーグでやってきたすべてのことをとても尊敬している。すべてはわれわれのうちにとどめておく」と続けている。

月曜日に19対16でロサンゼルス・チャージャーズに敗れた後、ゴードンは『NFL Network(NFLネットワーク)』のブリジット・コンドンに、なぜ後半でベンチに下げられたのか分からないと話していた。ゴードンはケガが理由ではないとも明かしている。

火曜日になって、ハケットHCはゴードンをベンチに下げた理由として、攻撃陣がくすぶる中でプレーが不足していたことを挙げた。マンデーナイトの一戦でチャージャーズのプレーが83回を数えたのに対し、ブロンコスが55回にとどまったのは確かだ。後半とオーバータイムの7回のドライブではファーストダウン獲得が5回だった。しかし、ゴードンが前半で8プレーにとどまったのに対し、ブロンコスはラタビアス・マレーにスナップ27回、マイク・ブーンに19回の機会を与えた。最後のスナップ33回ではゴードンはフィールドに出ておらず、問題はプレーの不足ではないことが示唆されている。

ゴードンはシーズン第4週のラスベガス・レイダース戦でファンブルしてからチームの中で疎外されていた。しかし、ジャボンテ・ウィリアムズがケガでシーズン終了になったことで、状況は変わっている。

ハケットHCとコーチングスタッフはゴードンについての考えを変えたのかもしれない。もしかしたら、ゴードンを先発にしつつも、試合が進むにつれてマレーとブーンに機会を与えていくのかもしれない。

言葉よりも行動が雄弁に物語る。水曜日に語られた言葉が真実なのかは、日曜日に行われるジェッツ戦で分かるだろう。

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