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ベンチに下げられて「打ち負かされた」感じだったとチャージャーズCBジャクソン

2022年10月20日(木) 13:32


ロサンゼルス・チャージャーズのJ.C.ジャクソン【Ryan Kang via AP】

打ち負かされた。それが、自分のチームがデンバー・ブロンコスに勝利したマンデーナイトの試合でベンチに下げられてから2日、ロサンゼルス・チャージャーズのコーナーバック(CB)J.C.ジャクソンが現地19日(水)に当時の心境として用いた言葉だった。

「打ち負かされたと感じていた。まるで自分じゃないみたいだった」とジャクソンは話している。

チャージャーズは3月にジャクソンと5年8,250万ドルの契約を結んでおり、これによってジャクソンはNFLで最高額を受け取るコーナーバックになった。そのジャクソンは今季のカバレージで相手にパサーレーティング155.3を許している。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によれば、このレーティングは10回以上のターゲットになったコーナーバックの中で後ろから2番目だという。

「きつかったし、すごくがっかりした。自分に何ができるか分かっているのに、それができない。自分のフルポテンシャルでプレーできない。イライラするぜ」とジャクソンはコメントした。

チャージャーズのヘッドコーチ(HC)であるブランドン・ステイリーはマンデーナイトにジャクソンをベンチに下げた決断について、水曜日の朝に本人と話をしたと述べている。2人はジャクソンの今後のプランについても話したとのこと。

「対話はわれわれがいつも行っているものだ。人と良い関係が築ければ、大仰な集いではなく、“ここをやらなきゃな、ここを進める必要がある”みたいな感じになる。われわれが期待することについてのプランがそれで決まってくる」とステイリーは語った。

ステイリーはチームがジャクソンを見限ったわけではないと断言している。水曜日に行われた記者会見で、ステイリーHCはジャクソンが日曜日に行われるシアトル・シーホークスとの試合で先発するとし、次のようにコメントした。

「彼はわれわれが求めているツールをすべて持っているので、彼については忍耐強くいくつもりだ」

過去4シーズンでリーグトップのインターセプト25回を記録して今季を迎えたジャクソンだが、新しいチームではまだインターセプトをマークしていない。ステイリーHCはその責任を引き受け、シーズン開幕前に足首の負傷を抱えていたジャクソンのコーチングにおいて、自分がもっと良い仕事をしなければならないと話している。

「練習時間やミーティングの時間、そしてその一貫性だ」とステイリーHCは言う。

「知っての通り、シーズンの最初はそこが阻害されていたし、チーム内での発展や彼にこのチームでのプレー時間を与えるという点で、そのせいで後退した。たくさんの細かいことがそこにかかわっていると思うが、今日をスタートとして、週の間に素晴らしい練習をし、彼がベストの感覚で試合に臨めるようにしていく」

ジャクソンは手術からの回復の関係で2試合を欠場しており、水曜日に自分にはもっとできるはずだという考えに触れている。

「今はたくさんのことをやっているけれど、もう少し学習したり、手当したり。すべてが、もう少しできるはずだ」とジャクソンは話した。

今のチャージャーズにとって、追加での作業は簡単ではない。4勝2敗のチャージャーズはショートウイークでシーホークスに挑むのだ。

ステイリーHCは「それを今日やるチャンスがあるだろうし、われわれが彼を選んだのには理由があるので、今日という日を最大限に活用していく」と述べている。

「ハリウッド風に始まらなかったとは言え、終わりもそうなるとは限らない。われわれに必要なのは、彼と共にあることだ。なぜなら、彼は必要なものを持っているからだ。彼をそこに連れて行くのがわれわれの仕事だ」

ショートウイークであろうとそうでなかろうと、ジャクソンは仕事に没頭することを決意している。

「今週はもっと勉強するつもりだ。ビルに最初に来て、最後に帰る人間になるつもりだ。シーズンの最後まで、俺はそういうアプローチをする」

「自分を律し、仕事に戻る。雑音を無視する。人はいいことでも悪いことでも、好きに言うもんだ。俺はそういうふうに考えている。すべてをポジティブに捉えて、ネガティブには考えない。ひたすら仕事を続けていく」とジャクソンは話した。

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