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WRホプキンスの復帰は奇跡の治療薬ではないとカーディナルスQBマレー

2022年10月20日(木) 15:38


アリゾナ・カーディナルスのディアンドレ・ホプキンス【AP Photo/Kamil Krzaczynski】

アリゾナ・カーディナルスがニューオーリンズ・セインツとのサーズデーナイト戦にワイドレシーバー(WR)ディアンドレ・ホプキンスを起用する準備を進める中、スターレシーバーが今季初めての練習に参加した。

カーディナルスは序盤6週で泥沼に足を取られている攻撃陣が、出場停止処分を終えたホプキンスの帰還によって勢いづくことを願っている。

チームの公式サイトの記者であるダレン・アーバンによれば、クオーターバック(QB)カイラー・マレーは「彼のエナジーは彼がフィールドに立つたびに感じられる。彼がベストである理由がそこにあるんだ」と話したという。

木曜日にホプキンスが戻ってくれば、スターワイドアウトが不在でポジティブなプレーを積み上げるのに苦戦していたマレーの助けになるだろう。とは言え、マレーは1人の選手がアリゾナの攻撃陣全体の万能薬になることはないと指摘した。

「全部を治す奇跡ってわけじゃない。もっと良くしなきゃいけないものがまだあるし、修正しなきゃいけないところもある」とマレーはコメントしている。

昨シーズンのホプキンスはハムストリングの問題と12月に負ったシーズン絶望のケガにより、9試合の出場でキャリア最低のキャッチ42回、572ヤード、タッチダウン8回に終わった。

ホプキンスがフィールドにいるときのマレーは、そうでないときに比べて大幅に調子を挙げている。ホプキンスがいた10試合で、マレーは1試合あたりパス成功率71.6%と278.2パスヤードをマークし、タッチダウン対インターセプトが19対9、パサーレーティング106.6を記録。マレーがいなかった10試合では1試合あたりパス成功率が64.9%で246.8パスヤード、タッチダウン対インターセプトが11対5、パサーレーティングが84.9だった。

ホプキンスが帰ってくるのは大きな後押しだが、すべての問題が解決するわけではない。初めての練習を終えたホプキンスは次のように話している。

「一人で試合に勝てるわけじゃない。でも、ディフェンスが自分たちに対してどうプレーするかを決められる俺のようなヤツがいれば、誰かの助けにはなるだろう。去年がそのいい例で、俺が100ヤードを超えたゲームがなくて、たくさんの人が俺の不調の年だと言っていた。でも、俺にとっては実りある1年で、多くの仲間をオープンにできた。フットボールのゲームには、ファンタジーのスタッツやヤードよりももっとたくさんのことがからんでいるんだ」

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