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シーズン序盤から好調なDEウィリアムスのオールプロ選出を確実視するジェッツ

2022年10月21日(金) 10:33


ニューヨーク・ジェッツのクイネン・ウィリアムス【AP Photo/Adam Hunger】

驚くなかれ、ニューヨーク・ジェッツは現在4勝2敗で、若手プレーメーカーたちがそろってブレイクしている。

その筆頭が元1巡目指名選手のディフェンシブエンド(DE)クイネン・ウィリアムスで、彼はルーキー契約の4年目という絶好のタイミングでパフォーマンスを一気に上げてきた。毎週のように注目を集めているウィリアムスだが、シーズン第6週にジェッツがグリーンベイ・パッカーズに27対10で勝利した試合では、サック2回、フィールドゴールのブロック1回、ファンブルフォース1回、タックル4回を記録して新たな高みに到達した。

チームメイトのノーズタックル(NT)シェルドン・ランキンズはトレーニングキャンプ中からウィリアムスの成長を予期していたという。

「キャンプが始まって3週間くらい経った頃だと思うけど、俺は彼を呼び止めた」とランキンズは現地19日(水)に『Associated Press(AP通信)』に話している。「“一年中ひたすらこれをやるんだ。それだけでいい。他のことは何もするな。これだけやればいい”と彼に言ったんだ」

「今のところ彼はその通りにやっている」

ウィリアムスは今週に「すごくいい感じ」でトレーニングキャンプを迎えていたと述べている。ヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーのディフェンススキームにフィットしていることで、ウィリアムスはオフシーズンに努力した甲斐があったことを証明できているようだ。2020年に13試合でキャリアハイとなるサック7回を記録したウィリアムスは、2022年にはその倍以上のサックを記録する勢いを見せている。

サラーHCは「クイネンは違う次元でプレーしている」と言う。「まだ6試合しか終わっていないが、彼はそれを続けなければならない。あと11試合残っているが、この調子でいけばプロボウルやオールプロなど、さまざまな栄誉を手にすることになるだろう。彼はそのようなレベルでプレーしている」

多くの選手が質の高いプレーを見せている、若くてハングリー精神旺盛なジェッツにとって、ウィリアムスは優勝争いに絡む常連チームに変貌できる可能性を示す手本となっている。1巡目指名のソース・ガードナーはコーナーバック(CB)として立派に役割を果たしており、同じくルーキーのランニングバック(RB)ブリース・ホールは攻撃部門の年間最優秀新人賞の候補になりつつあり、この二人の他にも成功を収めている選手が何人もいる。

ウィリアムスがこの調子でプレーし続ければラスベガス行きもありそうだ。そして、プレーオフへの出場もあり得るだろう。

【R】