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不満を抱えるジェッツWRエライジャ・ムーアがトレードを要請

2022年10月21日(金) 11:03


ニューヨーク・ジェッツのエライジャ・ムーア【Winslow Townson/AP Images for Panini】

チーム内での自分の使われ方と役割に不満を抱えていたニューヨーク・ジェッツのワイドレシーバー(WR)エライジャ・ムーアがトレードを要請したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地20日(木)に伝えた。

ジェッツにはムーアをトレードするプランはないとラポポートはつけ加えている。

日曜日にグリーンベイ・パッカーズに勝利した試合で公式な記録としてはターゲットになっていないムーアだが、ペナルティで無効になったプレーでムーアの方向にボールが来たことが1度あった。

試合後、ムーアは『Twitter(ツイッター)』にこのように投稿していた。

「本当に言いたいことを言うとしたら・・・俺は自分勝手な男になっちまう・・・俺たちは勝ってるんだ」

「感謝! とてつもない恩恵だ! 俺が求めていたのがそれなんだから。俺にとってはほろ苦いところもあるが、俺は堅実にやる。だから、黙っておくんだ。俺だって理解はしてないことだけ、知っておいてくれ」

このツイートは後に削除された。

木曜日、ジェッツのヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーは報道陣に対し、ムーアは個人的な事情によって練習を免除されたと話していた。チームの練習報告では、ムーアはケガとは関連のない不参加とされていた。

ムーアはジェッツの驚きの4勝2敗スタートのすべてに先発したものの、プレーする機会は次第に減っていった。最初の4試合でターゲット25回中キャッチ15回、192ヤードをマークした後、シーズン第5週にはターゲット4回でキャッチ1回、パッカーズ戦ではターゲット0回となっている。

ルーキーイヤーの2021年に、ムーアはキャッチ43回(ターゲット77回)、538ヤードを11試合(先発7試合)で記録し、タッチダウンランも1回決めている。ミシシッピ大学出身のムーアは2021年NFLドラフトの2巡目で指名されていた。

ムーアの前にも、今季にトレードを要請したジェッツのレシーバーはいる。同じくジェッツの元2巡目指名選手であるデンゼル・ミムスが8月に自身の役割に不満を示し、他の場所に行きたいと語っていた。

しかしながら、ミムスもムーアもジェッツのロースターにとどまっている。

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