ブロンコスがQBウィルソンをジェッツ戦から除外、リピンが先発へ
2022年10月23日(日) 12:00デンバー・ブロンコスのクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンは現地23日(日)に今季初めて試合を欠場することになる。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェームス・パーマーが土曜日に情報筋の話をもとに伝えたところによると、ハムストリングの負傷でクエッショナブルとされていたウィルソンが、シーズン第7週に実施されるニューヨーク・ジェッツ戦から除外されたという。後にチームがこれを正式に発表した。
それを受けて、QBブレット・リピンがウィルソンの代わりに先発を務める予定だ。ブロンコスはウィルソンを除外に降格させた後、QBジョシュ・ジョンソンを練習生からアクティブロースターに昇格させている。
ウィルソンは月曜夜に敗れたロサンゼルス・チャージャーズ戦でハムストリングを負傷。火曜日にMRI検査を受けた後は日毎の観察が行われていた。このケガにより、ウィルソンは1週間を通してすべての練習に制限付きで参加することを余儀なくされたが、金曜日に発表された故障者レポートでクエッショナブルとされていたことから、シーズン第7週の試合に出場する可能性があるとみられていた。ブロンコスのヘッドコーチ(HC)ナサニエル・ハケットは金曜日、ウィルソンの出場を試合前の判断だと述べていた。
ウィルソンはブロンコスの一員として初めて臨んでいる今シーズンに荒れたスタートを切っており、今回のハムストリングの負傷はそれに拍車をかけている。シーズン第5週にインディアナポリス・コルツに敗れた後、スターQBは右肩の不調に対処するために多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう/PRP)注射を受けていた。ウィルソンの6週間を通してのタッチダウン対インターセプト比が5対3となっている中で、ブロンコスは試合平均得点が15.2点とNFLで最下位になっている。
まだ経験の浅いリピンは日曜日にキャリア2度目の先発を果たすことになった。26歳のリピンは2020年シーズン第4週に行われたサーズデーナイトフットボールのジェッツ戦で先発したことがあり、パス31回中19回成功で242ヤード、タッチダウン2回、インターセプト3回を記録し、ブロンコスを勝利に導いている。2020年シーズンにパス40回中27回を成功させて295ヤード、タッチダウン2回、インターセプト4回を記録したリピンが最後に試合に出場したのは昨シーズン第17週だ。
2022年プレシーズンで印象的な活躍をしてバックアップQBの役割を確保したリピンは、低迷するブロンコス(2勝4敗)を再び軌道に乗せることを目指して試合に臨むだろう。
【RA】