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ブロンコスQBウィルソンのケガはハムストリングの部分断裂

2022年10月23日(日) 21:58


デンバー・ブロンコスのラッセル・ウィルソン【AP Photo/Mark J. Terrill】

デンバー・ブロンコスのクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンはハムストリングを部分断裂しており、欠場が決まっているニューヨーク・ジェッツ戦以降のステータスも不明な状況となっている。

部分断裂――グレード2とも呼ばれる――は現地18日(火)の検査で判明したもので、さらなる損傷のリスクもあるため、一般的には回復に数週間かかるケガだ。そのため、いくらウィルソンがケガを押してプレーしたいと公私で主張しようと、ブロンコスが日曜日に彼をフィールドに立たせる可能性は事実上なかったということだ。

ジェッツ戦ではバックアップのブレット・リピンがキャリア2度目の先発を飾ることになっている。

シアトル・シーホークス時代にもっと悪いコンディションでプレーしたことがあると主張するウィルソンは、どうにかしてプレーできないかと熱心に働き掛けていたという。今週の練習では動き回ってボールを投げており、身を守りながらでもプレーできると本人は感じたようだ。

元々のプランでは、土曜日の朝にウィルソンにワークアウトか投球を少しさせてみる予定だったようだが、その時点ですでに決定は下されていた。ウィルソン自身からも彼を守るのがチームのメディカルスタッフの仕事であり、彼は試合から除外されている。

ブロンコスは来週、ロンドンでジャクソンビル・ジャガーズと対戦し、シーズン第9週はバイウイークとなる。もう1戦ウィルソンを休ませれば、フルに3週間の回復時間が確保でき、現地11月13日(日)に行われる第10週のテネシー・タイタンズ戦で復帰できる可能性もある。

またウィルソンは今月前半に痛めた広背筋の治療のために注射を打っていたが、このケガについては今週の故障報告に記載されていないため、治療が終わって問題はないことがうかがえる。

3月に大型トレードで多数のドラフト指名権や選手たちと引き換えに加入し、先月には5年2億4,500万ドル(約361億8,528万円)の契約延長にサインしたウィルソンだが、デンバーでの初シーズンにひどく苦戦中だ。

また最近は試合でのケガも多く、パフォーマンスに影響が出ている。ウィルソンの回復を待つ間、今はリピンが代役を務める。

【M】