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チーフス、49ers戦でルーキーRBパチェコを先発に起用へ

2022年10月23日(日) 22:56


カンザスシティ・チーフスのアイザイア・パチェコ【AP Photo/Matt York】

カンザスシティ・チーフスがバックフィールドを再編し、優秀なルーキーの1人を起用しようとしている。

今週、アイザイア・パチェコはファーストチームのレップスに参加しており、サンフランシスコ49ersとのサンデーゲームで先発ランニングバック(RB)を務めるとみられている。元1巡目指名のクライド・エドワーズ・ヒレアーに代わっての出場だが、エドワーズ・ヒレアーもオフェンスの重要な鍵という立場は変わっていない。チーフスはよくバックスをローテーションさせることがあり、2人ともも多くのスナップに参加する見込みだ。

しかし、これまでのゲームと比べれば変化には違いない。7巡目指名のパチェコの今シーズンのキャリーはエドワーズ・ヒレアーに比べて約半分だ(エドワーズ・ヒレアーの59回に対してパチェコは31回)。それでも、パチェコは限られた時間の中でキャリー平均4.8ヤードを稼いでいる。エドワーズ・ヒレアーは平均4.3ヤードだ。

タフで速いインテリアランナーとしてパチェコはここまで素晴らしいポテンシャルをのぞかせている。

チーフスの再編は素早い。開幕当初はエドワーズ・ヒレアーとジェリック・マッキノンを中心に、時折パチェコが投入されていた。今度はパチェコとエドワーズ・ヒレアーを中心に、マッキノンが顔を出す形になるだろう。

クオーターバック(QB)パトリック・マホームズを擁するチーフスはパスハッピーのオフェンスで、6試合を通してトータルキャリーはNFL内で中団に位置している。そのため、バックスはパスプロテクションに熟練し、バックフィールドの外でキャッチする能力を必要とされる。

パスプロテクションはパチェコが特に得意としている力の1つだ。ラトガース大学で彼はNFLの元オフェンシブラインマンで現在のオフェンシブラインコーチ、当時はRBコーチだったオーギー・ホフマンから指導を受けている。パチェコのプロテクションは確かなものだ。

しかし、大学ではバックフィールド外でのキャッチ能力については見せることがあまりなかった。ルート外のプレーはほとんどなく、大学での最終シーズンでレシーブは13回しかない。とはいえ、トレーニングキャンプの頃から、練習ではみるみる上達してきていると関係者は言う。22歳のパチェコは2022年NFLドラフト全体251位で指名された掘り出し物になりそうだ。

全ては49ers戦で見られるに違いない。

【M】