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テキサンズのクックス、スティーラーズのクレイプール、ブロンコスのジューディらWRのトレード説が浮上

2022年10月24日(月) 11:03


ヒューストン・テキサンズのブランディン・クックス【AP Photo/David J. Phillip】

ワイドレシーバー(WR)の移動に注目が集まる今年は、それがトレード期限まで続くかもしれない。

『NFLネットワーク(NFL Network)』のイアン・ラポポートが状況を知る関係者の話をもとに、トレードの対象として複数の大物レシーバーが挙がっていると現地23日(日)に報じた。

ヒューストン・テキサンズのWRブランディン・クックスは、彼を引き抜こうとする複数のチームから声をかけられているという。これまで3回トレードされたクックスが再びチームから別のチームへ出されれば、元ランニングバック(RB)のエリック・ディッカーソンと並んで1キャリアでの最多トレードを記録することになる。クックスはテキサンズで輝かしい成績を収め、1,000ヤード超えのシーズンを2年連続で送っている。クックスは4月に3,600万ドル(約53億4,492万円)の保証を含む2年4,000万ドル(約59億3,880万円)弱の延長契約にサインし、2024年までチームにとどまることになっていた。

ピッツバーグ・スティーラーズのWRチェイス・クレイプールもトレードがうわさされているが、ラポポートによれば、大きな変化がない限りトレードの可能性はないとのことだ。クレイプールは3年目の今シーズン、6試合を通してキャッチ23回で225ヤードとタッチダウン1回しか記録しておらず、安定した成績を残せていない。ディオンテ・ジョンソンとルーキーのジョージ・ピケンズがスティーラーズでトップ2のワイドアウトを担うなか、クレイプールは代用が利く立ち位置にいると言えよう。とはいえ、この段階で2020年の2巡目指名選手であるクレイプールを手放すことを検討するのであれば、スティーラーズは突拍子もないことを考えているとしか思えない。

デンバー・ブロンコスのオフェンスが苦戦する中、WRジェリー・ジューディがトレード対象の中心になっているとラポポートは指摘する。3年目を迎えた元1巡目指名選手のジューディは今シーズン、契約に見合った結果を残せておらず、一貫して爆発的なプレーを生み出せずにいる。司令塔に迎えたクオーターバック(QB)のラッセル・ウィルソンとともにチームを飛躍させることが期待されたジューディと、低迷するオフェンス全体は周囲を失望させている。マンツーマンのカバレッジに苦戦するアラバマ大学出身のジューディだが、他のチームにとってはうまく機能する選手として見込まれる可能性はある。そして、ブロンコスも適正な条件と引き換えに前に進む用意ができているかもしれない。

NFLのトレード期限は東部時間11月1日(火)16時となっている。

【R】