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QBウォーカーを先発の座から下ろす判断は難しいとパンサーズ暫定HCウィルクス

2022年10月25日(火) 12:38


カロライナ・パンサーズのP.J.ウォーカー【Kara Durrette via AP】

精彩を欠くパフォーマンスを見せてから1週間後、クオーターバック(QB)P.J.ウォーカーはカロライナ・パンサーズが現地23日(日)にタンパベイ・バッカニアーズを相手に21対3という驚くべき勝利を手にするのを後押しした。

足首を負傷しているQBベイカー・メイフィールドとQBサム・ダーノルドの復帰が迫る中、暫定ヘッドコーチ(HC)スティーブ・ウィルクスはウォーカーが先発の座にとどまる可能性があるのかと質問されている。

チーム公式サイトによると、ウィルクスは試合後に「P.J.は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。彼の今日の様子を見ると――まだ映像を見て評価する必要があるとはいえ――彼を外そうとするのは難しくなるだろう」と述べたという。

元XFL選手のウォーカーは、ランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーをトレードで失ったばかりの状況にもかかわらず、ランプレー重視で進めたオフェンスの指揮を執った。成績としてはパス22回中16回成功で177ヤード、タッチダウン2回をマーク。RBドンタ・フォーマン(118ヤード)とRBチュバ・フバード(63ヤード、タッチダウン1回)が多くのヤードを獲得し、ウォーカーが大きなミスを回避したことで、パンサーズは今季最高の343ヤードを稼いでいる。

シーズン第6週に先発したロサンゼルス・ラムズ戦で、ウォーカーがあきれるほど保守的なパフォーマンスを見せたことを受け、パンサーズはより積極的にチャンスを狙うようになっていた。スクリメージからの最初のプレーで、ウォーカーはワイドレシーバー(WR)テラス・マーシャルJr.にパスを放ったが、マーシャルJr.はボールを落としている。しかし、そこから前半を終えるまでの間、ウォーカーは11回のパスすべてを成功させた。

ウォーカーはパンサーズが2020年以降に大きな点差をつけて勝利した試合の中で、点差が大きい上位4つの試合のうち3試合で先発を務めている。

27歳のウォーカーはメイフィールドやダーノルドが健康を取り戻した後に、自分が先発の座にとどまれるかどうかを気にしていない。その代わりに、彼はただベストを尽くしてプレーすることだけを考えており、あとは成り行きに任せようとしている。

「いや、俺はただ試合に出て自分のプレーをし、コールされたことを実行してフィールドで効率的にボールを動かしただけ」と語ったウォーカーは「それは俺が決めることじゃない。俺の使命は月曜日に仕事する準備を整えることだ。先発であれ、バックアップであれ、何であっても俺は準備ができている」と続けた。

【RA】