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“リズムをつかんできた”とベンガルズQBバロウ、ファルコンズ戦で猛攻

2022年10月25日(火) 15:26

シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【AP Photo/Jeff Dean】

現地23日(日)、シンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウは35対17で勝利したアトランタ・ファルコンズ戦の前半に、ものすごい勢いでタッチダウンを量産した。

ベンガルズはバロウが投げた60ヤード、32ヤード、41ヤードのタッチダウンパスを含め、最初の4回のポゼッションですべてタッチダウンを決めている。

バロウが盲腸のためトレーニングキャンプを休んだ後、ベンガルズはスロースタートを切っていたが、徐々にギアを上げてきている。

チーム公式サイトによると、バロウは試合後に「いい感じだと思っている。タイミングをつかめてきたし、リズムもつかめるようになってきた。ディフェンスもやるべきことをやり続けるだろう。俺たちは本領を発揮しようとしている」と語ったという。

バロウはファルコンズ戦でパス42回中34回成功、481ヤード、タッチダウンパス3回、パサーレーティング138.2、タッチダウンラン1回をマーク。また、第1クオーターに合計196ヤードのパスを通してチーム記録を塗り替えたバロウは、前半で獲得したパスヤード(344ヤード)でもチーム記録を更新した。

この試合で30ヤード超えのタッチダウンパスを3つ成功させたバロウは、昨シーズン開幕以来、通算49回のタッチダウンパスを投げており、1得点あたりの平均ヤードは27.6ヤードとなっている。バロウは1998年から1999年の元QBランドール・カニンガム(タッチダウン42回で平均27.9ヤード)以降、2年のスパンでタッチダウンパス平均27ヤード以上を記録した2人目のパサーとなった。

ベンガルズでは他の選手も活躍している。ワイドレシーバー(WR)タイラー・ボイドがキャッチ8回で155ヤード、タッチダウン1回を記録した一方で、WRジャマール・チェイスはキャッチ8回で130ヤード、タッチダウン2回をマークした。WRティー・ヒギンズは93ヤードを獲得し、3人の100ヤード超えにはあと一歩及んでいない。ベンガルズのワイドレシーバーの2人が1試合で100ヤードとタッチダウン1回をそれぞれ獲得したのはチェイスとボイドで5組目であり、これが達成されたのは2010年(ファルコンズ戦のチャド・ジョンソンとジョーダン・シプリー)以来のことだった。

ボイドは「このリーグで俺たちが得たものを止められるディフェンスはない。何をやってもな。俺たちは常に正しい読みができて、いつでも俺たちの仕事を簡単にしてくれる素晴らしいクオーターバックを得たんだ」と話している。

ファルコンズ戦のように、バロウの調子が良い試合は見応えがある。バロウは殿堂入りした元QBダン・マリーノを抜いて、プロ入りしてから最初の33試合で最多の400パスヤード超えを達成したクオーターバックとなった。バロウが1試合で400ヤード以上を記録するのは今回で5度目となっている。

【RA】