NFLの調査の結果、審判はバッカニアーズWRエバンスにサインを求めていなかったと発表
2022年10月26日(水) 10:13NFLは現地25日(火)、日曜日にバンク・オブ・アメリカ・スタジアムでタンパベイ・バッカニアーズがカロライナ・パンサーズに敗れた後、バッカニアーズのワイドレシーバー(WR)マイク・エバンスとのやり取りを目撃された2人のゲームオフィシャルについて、サインを要求してはいなかったと発表した。
NFLは声明にて「関係者と話した結果、われわれはサイドジャッジのジェフ・ランバース、ラインジャッジのトリップ・サッターとマイク・エバンスの間の試合後のやり取りが、ゲームオフィシャルによるサインの要求ではなかったことを確認した。ランバースとサッターの両名は、試合前と試合後の時間を含め、試合当日に選手、コーチ、クラブスタッフと交流する際に、不適切と思われることを避ける重要性を再認識した」と述べている。
日曜日の試合後、ランバースとサッターがエバンスにサインらしきものを求める映像が公開された。このやり取りを受けて行われたリーグによる調査が、火曜日に終了している。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは、エバンスがゴルフのレッスンを受けられるよう、ランバースがプロゴルファーにエバンスの電話番号を渡そうとしていたと関係者の話から報じた。 ペリセロは、ランバースが紙を持っていなかったため、別のゲームオフィシャルから借りたと付け加えた。エバンスとランバースはともにテキサスA&M大学に通っていた。
エバンスは火曜日、記者団に対し、日曜日にサインをしなかったと認めた。
『The Athletic(ジ・アスレチック)』によれば、エバンスは「俺はサインをしてないって、皆に伝えたいよ。俺はゲームオフィシャルとたくさん会話するんだ。みんな人間だし、彼はいいやつだよ。ゴルフの話をしていただけさ」と話したという。
ゲームオフィシャルが選手にサインを求めることは、リーグとNFL審判協会(NFLRA)の間で合意されたルールに違反する可能性がある。NFLとNFLRAの団体労働協約(CBA)には、ゲームオフィシャルが“選手、コーチ、その他のチーム関係者にサインや記念品を求めてはならない”と明記されている。
バッカニアーズはパンサーズに21対3で敗れ、5試合で4敗目となった。
【AK】