「ミスの多い選手はプレーすべきではない」とパッカーズQBアーロン・ロジャース
2022年10月26日(水) 12:22アーロン・ロジャースがクオーターバック(QB)になってから史上最悪のシーズンスタートを切っているグリーンベイ・パッカーズは、現地24日(日)にワシントン・コマンダース相手にミスを連発して敗れ、3勝4敗となっている。
毎週出演している『The Pat McAfee Show(パット・マカフィー・ショー)』で、ロジャースはパッカーズの3連敗――チームにとって2018年以来の3連敗――について、メンタルエラーが原因だと指摘した。
ロジャースは火曜日に「俺たちには非常に多くのメンタルエラーやミスがあった。長年やっているようなフットボールじゃないんだ。週平均で4回や、5回、6回、多くて7回、メンタルエラーやアサインメントミスのようなものがあるシーズンがあったのは確かだ。4つ、2つという週もあった。でも今シーズンは、毎週もっとたくさんのミスがある。毎週2ケタのミスがある。試合でも、プレー数はそれほど多くなかったし、相手のポゼッション時間は37分だったから50プレーくらいしたと思うんだけど、その中でたくさんのミスがあった」と話した。
パッカーズの攻撃陣は日曜日にほとんど推進力を発揮することができなかった。2回目のドライブでのタッチダウンの後、ロジャースの攻撃陣は5回のポゼッションでわずか2回しかファーストダウンを更新していない。パッカーズは2022年に1試合平均17.0オフェンシブポイント(第7週は14オフェンシブポイント)を獲得したが、これはロジャースのキャリアでのシーズン最初の7試合の中では最も少ない。
守備陣は日曜日の試合後半で、QBタイラー・ハイニケとコマンダースをスローダウンさせることができず、3連続のポゼッションで得点を許し、リードを奪われた。そして、スペシャルチームはパントキャッチでミスを重ねた。
苦戦するチームで主導権を握るのは、コーチではなく選手たちだとロジャースは火曜日に話している。
ロジャースは「選手たちが本当に力を発揮したとき、俺たちの活躍の可能性が見えてくると思う。選手たちがコーチから権力を奪うということではないよ。自分たちが主導権を握るということだ。自分たちがフィールドでやっていることを自分たちのものにしようということ。今、そのうちのいくつかは計画の中にあるかもしれないね。オフェンス、ディフェンス、スペシャルチーム、何でもいいんだ。もうひとつは、日々の習慣やルーティンを自分のものにすることだ。若いチームだからといって、“ああ、今ルーキーたちは、このことを理解しようとしている。ルーキーの壁を越えることができるのか?”とか、ああでもない、こうでもないと言っているようでは済まされないんだ」とコメントした。
「俺たちは可能な限り最高のプレーをするために、全員が同じ方向を向く必要がある。月曜日から土曜日まで、日曜日にプレーできるように時間をかけないといけない。なぜなら、試合の中で単純でシンプルなものが達成されていないことがあまりにも多いからだ」
ロジャースはさらに、チームメイトの注目を引くような厳しい言葉をつけ加えた。
「あまりにも多くのミスをしている選手はプレーすべきではない。先発出場を何試合かやめて、プレーしていない選手にもチャンスを与えるべきだ」と話したのだ。
ロジャースは出場時間を減らすべきチームメイトの名前を挙げなかったが、ロッカールーム内では明らかだろう。自身もミスと無縁ではなく、1試合あたりのパスヤード(228.1ヤード)、1回あたりのパスヤード(6.5ヤード)ではキャリアワーストのペースを記録している。そして39.8という彼のQBレーティングは、NFLのMVPでありながらも26位となっている。
日曜日、バッファロー・ビルズとの対戦で、パッカーズは急いでミスを修正するか、それともロジャースとその仲間たちがプライムタイムで大敗するか、どちらかになるだろう。
【AK】