ロサンゼルス・ラムズのヘッドコーチ（HC）ショーン・マクベイはシーズン第6週の試合ででカロライナ・パンサーズを破った後、ランニングバック（RB）クリスチャン・マカフリーとの対決は終わったと思ったようだ。しかし、そうではなかった。

マカフリーが先週サンフランシスコ・49ersにトレードされたことで、マクベイとラムズは第8週に再び才能あるランニングバックと対戦する準備を進めている。

『NBC Sports Bay Area（NBCスポーツ・ベイ・エリア）』によれば、マクベイは月曜日、記者団に対して49ersのトレードについてこう語ったという。

「“おっと・・・彼らはまた別の素晴らしい選手を獲得したのか？”という感じだ。競争相手として言うと、“彼らはマカフリーを獲得したぞ。それに応じてわれわれも前進しなければ。しかも今週、彼らとの対戦を控えている”といったところだね」

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたところによると、ラムズはマカフリーのトレード交渉に参加していたが、2023年ドラフトの2巡、3巡、4巡目指名権と2024年の5巡目指名権を手放した49ersに競り負けたと言う。

このトレードの後、49ersのカイル・シャナハンHCはマカフリーをラムズのロースターから遠ざけたことを「ボーナス」と呼んだ。

また、長年の友人とのライバル関係についてマクベイは「私は、そこに素晴らしい競争があることを尊敬している。このビジネスには多くの関係性がある。小さなビジネスだが、非常に競争力のある人たちが集まっている。時々、いくつかの動きが第一に自分のチームに利益をもたらすが、それはまた、他のチームの強化に繋がらないようにしないといけない。私はそれが健全なアプローチだと思う」と話した。

マカフリーは第6週、ラムズの守備陣に対してパンサーズの一員として出場し、13回のキャリーで69ヤード、7回のキャッチで89ヤードを獲得した。チーム内にこの試合で22ヤード以上を記録した選手は他にいない。

49ersは新しいスターランニングバック抜きで、すでに第4週にラムズを24対9で倒している。

一週間を費やして49ers攻撃陣の対策に没頭したラムズは、シャナハンHCがマカフリー、（出場が可能であれば）ワイドレシーバー（WR）ディーボ・サミュエル、WRブランドン・アイユーク、タイトエンド（TE）ジョージ・キトルと他の選手たちをどう使用するのかについて、創造力を最大限働かせて準備している。

マクベイはマカフリーについて「私は彼を驚異的な選手だと思う。われわれは最近彼と対戦した。私はいつも彼の試合とその多才さに敬意を持っている。それが私の彼に対する最初の気持ちであり、その上でカイルとスタッフ陣が攻撃の武器である彼を最大限に活用し、利用する上でどのような素晴らしい仕事をするかを知っているんだ」と話した。

【AK】