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QBフィールズのランによって大きな違いが生まれたベアーズ攻撃陣

2022年10月26日(水) 13:40


シカゴ・ベアーズのジャスティン・フィールズ【AP Photo/Michael Dwyer】

シカゴ・ベアーズはシーズン第6週のサーズデーナイト戦でワシントン・コマンダースに敗れてからニューイングランド・ペイトリオッツと対戦するマンデーナイトフットボールまでのミニ・バイウイークを活用して、攻撃面のゲームプラン修正に取り組んだ。それが報われ、攻撃陣は目覚ましい活躍でペイトリオッツを33対14での敗北に追い込んでいる。

チームの記録によれば、ヘッドコーチ(HC)のマット・エバーフラスは「(ミニ)バイウイークの間に一息つくチャンスがあって、自分たちが何をやる必要があり、うまくやるために何を調整する必要があるかを理解できた」と話したという。

「少し調整しなければならないところとか、大きな変化とかがあるけれど、とにかく選手たちのスキルセットを向上させるためのことだった。われわれはその点で良い仕事をしたと思う」

ベアーズが30ポイント以上を獲得したのは2020年シーズン第16週以来のこと。もちろん、ジャスティン・フィールズがクオーターバック(QB)を務めた試合では最多得点だった。攻撃の鍵となったのはランゲームで、ベアーズは243ラッシングヤードとタッチダウン2回をマークしている。

82ヤードという数字でラッシングアタックを率いたフィールズは、これまでの週よりも多くのデザインされたランを行っていた。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、フィールズは12回の計画的なランプレーで63ヤードをマークしており、これはいずれもキャリアハイの数字だったという。

足を使ったプレーを行ったことについて、フィールズは「あれが俺たちのオフェンスにまったく違った要素をもたらしたと思う。俺たちはうまくやった。それに、デザインランでは爆発的なプレーが何度か確実にあった」と話している。

ラマー・ジャクソンやジョシュ・アレン、ジェイレン・ハーツ、ダニエル・ジョーンズのように、計画的なQBのランは他のオフェンス陣のチャンスを広げる。これまで攻撃コーディネーター(OC)ルーク・ゲッツィーがフィールズのラン攻撃を使ってこなかったのが不思議なくらいだ。とは言え、たとえ遅くともやらないよりはいい。

フィールズのラッシング能力がランニングバック(RB)カリル・ハーバートやデビッド・モンゴメリーのチャンスにつながっただけではなく、ハーバートのプレーアクションパスの助けにもなり、シカゴの多くの第3ダウンを楽にしている。ベアーズは第3ダウンで18回中11回のファーストダウン獲得に成功(61.1%/シーズン第7週までは35.6%)している

フィールズのこの夜のベストプレーの一つが、第3ダウン残り14ヤードで行ったスクランブルだ。前半の終盤に相手のプレッシャーをステップでかわしたフィールズは、ダッシュでファーストダウンを獲得している。このプレーによって、フィールズが相手ディフェンスにどれだけの危険をもたらすかが示された。

ハーバートは「彼は特別さ。俺はいつもあいつに言ってるんだ。“スペシャルになれ、お前自身であれ、足をつかって、やるべきことをやれ”って。今夜の彼は間違いなく、それができていた」と話している。

フィールズはパス21回中13回成功、179ヤード、タッチダウン1回をマークした一方、それたボールを1回インターセプトされ、サックは4回だった。これらの数字は特に目を引くものではないが、成長の傾向がある。フィールズは何度か適切なタイミングでのスローも行っており、自らの運動能力を用いて窮地から脱し、見事なプレーを決めていた、

2年目のフィールズはより迅速にボールを処理し、ボールを手放すことを必要としている。しかし、マンデーナイトのように足を使えば、ポケットでパーフェクトでいなければならないというプレッシャーが減るだろう。

「今の一番の目標は毎日、毎試合で良くなり続けること」と言うフィールズは次のように続けた。

「だから、明日に今夜の映像を見て、どこをもっとよくできるか、俺個人として何を改善させられるか、チームとしてどこを良くできるかを見ていく。俺たちは毎日、もっと良くなり続けることに集中しているんだ」

フィールズを筆頭とするオフェンスとしてベアーズが発展を続け、守備陣の強力な若手が成長を続ければ、活力のあるチームになることは間違いない。

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