ベアーズがLBロクアン・スミスをレイブンズにトレード
2022年11月01日(火) 09:45ボルティモア・レイブンズが現地1日(火)に迎えるトレード期限の前にプレーメーカーを守備陣に加えた。
レイブンズがシカゴ・ベアーズのラインバッカー(LB)ロクアン・スミスを獲得し、その見返りとして2023年の2巡目および5巡目指名権、LBのA.J.クラインを送ったという。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが月曜日に今回の取引を知る人物の話をもとに報じた。
スミスはオールプロのセカンドチームに2度選ばれた選手として、レイブンズのセカンドレベルの幅を広げるだろう。2018年ドラフト全体8位指名を受けたスミスは、これまでにベアーズで69試合に出場してタックル607回、インターセプト7回を記録している。
レイブンズは被ヤードで28位、被得点で20位に位置している守備陣にタックルマシンを追加して補強を図るつもりだ。
Roquan Smith has been one of the most productive linebackers in pursuit, coverage, and pass rushing since entering the NFL in 2018:
🔸 330 defensive stops (1st in NFL)
🔸 6.4% sack rate (1st, min. 200 pass rushes)
🔸 5.9 yards per target (4th, min. 200 targets)#RavensFlock https://t.co/6YVAqPJ41r pic.twitter.com/OzUcABKchy— Next Gen Stats (@NextGenStats) October 31, 2022
「ロクアン・スミスは2018年にNFL入りして以来、パシュート、カバレッジ、パスラッシングで最も生産性の高いラインバッカーの1人となっている」
「ディフェンシブストップ数330回(NFL1位)」
「サック率6.4%(パスラッシュ200回以上を記録している選手の中で同1位)」
「ターゲット平均5.9ヤード(ターゲット200回以上を記録している選手の中で同4位)」
ベアーズから納得のいく長期契約のオファーがないことに苛立ちを覚え、トレーニングキャンプをホールドインし、8月にトレードを要請していたスミスは、今季のトレード候補となっていた。スミスは契約状況がプレーに影響することはないと約束しており、結果も伴っている。25歳のスミスは8試合通してタックル83回をマークしてNFLでトップに立っている他、サック2.5回、タックルフォーロス4回、インターセプト2回も記録してきた。
あとはクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンにフランチャイズタグをつけようと考えている可能性のあるレイブンズが、スミスを長期的に確保するために大金を払うかどうかに注目だ。
ベアーズは火曜日のトレード期限を前にして、資産の売却を続けている。先週はベテランディフェンシブエンド(DE)ロバート・クィンをフィラデルフィア・イーグルスに送った。新ジェネラルマネジャー(GM)ライアン・ポールズはチームの再建を進める中で、自分の長期的なプランに必要のない選手と引き換えにドラフト指名権をため込んでいる。
この1週間で、ポールズGMは2巡目、4巡目、5巡目指名権をチームのドラフト資産に加えた。ベアーズは現在、1億ドル(148億6,770万円)以上のサラリーキャップスペースとともに、2023年のドラフト指名権を9つ保持している。ベアーズファンは今オフシーズン、就任直後のポールズGMがあまり動きを起こさないことに不満を覚えていた。ドラフト指名権とキャップスペースを確保しているベアーズは、ポールズGM主導の再建に極めて重要な時期を2023年春に迎える。
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