3勝5敗のパッカーズに「1勝する方法をなんとか見つけるしかない」とQBロジャース
2022年11月01日(火) 10:24サンデーナイトのバッファロー・ビルズ戦で27対17の敗北を喫したグリーンベイ・パッカーズはこれで3勝5敗となり、クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースが司令塔に就いてから最悪のスタートを切っている。
「誰も俺たちに同情していない」とロジャースは試合後に述べた。「1勝する方法をなんとか見つけるしかない。1勝できれば、全体の流れが変わる気がするんだ」
現地30日(日)の敗戦では良い点もいくつかあった。オフェンスはランゲームで208ヤード稼ぐことができ、ディフェンスは後半にQBジョシュ・アレン率いるビルズの強力なオフェンスをエンドゾーンに到達することを阻止した上、インターセプトを2回決めている。
しかしながら、これは見慣れたロジャースのパスゲームではない。MVPのクオーターバックはパスで203ヤードとタッチダウン2回、インターセプトを1回記録した。ロジャースは2022年の8試合すべてでパスヤードを260ヤード以下に抑えられている。
レシーバー陣にケガ人が続出しているパッカーズはフィールドを縦断する脅威を欠いている。大きなリードを得てからビルズは、パッカーズにランオフェンスを選ばせるよう仕向けていた。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、パッカーズの208ラッシュヤードのうち189ヤードはライトボックス(ボックス内のディフェンダーが6人以下)に対してのものだという。
ランニングバック(RB)のアーロン・ジョーンズとA.J.ディロンが狭いスペースに突っ込んでいるのは、パッカーズがシーズン序盤にはまった窮地から抜け出そうとする上で良い兆候と言える。とはいえ、勝利を積み上げるにはパスゲームが必要だということをロジャースは認識している。
「このリーグで試合に勝つためにはボールをフィールドの奥にまで進めなければならない」とロジャースは言う。
1勝しかしていないライオンズとシーズン第9週にデトロイトで対戦するパッカーズは、ここで巻き返しを図るチャンスがある。だが、そこから先はダラス・カウボーイズ、テネシー・タイタンズ、フィラデルフィア・イーグルスとの試合が控えており、余裕のあるスケジュールになることはない。
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