セインツ戦の大敗は“恥ずべきこと”と嘆くレイダースQBカー
2022年11月01日(火) 13:41現地10月30日(日)に実施された試合で、ラスベガス・レイダースはデニス・アレンHC(ヘッドコーチ)率いるニューオーリンズ・セインツにあらゆる面で苦しめられ、24対0という残念な結果を残している。
クオーターバック(QB)デレック・カーはその成績を「恥ずべきことだ」と要約し、「俺たちはあれよりずっと優れている」と続けた。
「チームとしてどう対応するか、すごいチャレンジになりそうだ」
レイダース攻撃陣はここ数週間でぼろぼろになっているセインツ守備陣を相手に散々なパフォーマンスを見せていた。レイダースは最終ドライブのガベージタイムまで、50ヤードラインを越えていない。カーは最終ドライブでベンチに下がる前、パス26回中15回成功で101ヤード(アテンプト平均3.9ヤード)、インターセプト1回を記録。ランニングバック(RB)ジョシュ・ジェイコブスがキャリー10回で43ヤードをマークした一方で、ワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスはターゲット5回中1回しかキャッチできず、3ヤードという記録にとどまっている。
守備陣はセインツのRBアルビン・カマーラにまったく太刀打ちできず、カマーラに158スクリメージヤードとスクリメージタッチダウン3回を許している。前半、カマーラはタッチ15回で85スクリメージヤード、タッチダウン2回(ラン1回、レシーブ1回)をマークした。それに対し、レイダース攻撃陣は前半にトータルでわずか73ヤードしか稼げていない。また、今回の試合でレイダース守備陣がサックを1回も決められなかった試合が2つになった。レイダースはシーズン第1週に行われたロサンゼルス・チャージャーズ戦でもサック0回で試合を終えている。
大敗を喫した後、レイダースのオーナーであるマーク・デービスと長時間にわたって話し合ったと報じられているジョシュ・マクダニエルズHCは、今回の結果の責任は自分にあるとして次のようにコメントした。
「あのようなパフォーマンスになったことをレイダーネーションに謝罪する。繰り返しになるが、私が責任をとる。私の責任だ」
「非難するのであれば、私を非難してほしい。当然、私はもっといい仕事をして試合当日に準備の整った状態にしなければならない」
楽観主義に満ちたオフシーズンの後、2勝5敗となっているレイダースは、シーズン第9週に実施されるジャクソンビル・ジャガーズ戦を迎えるにあたり、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区で最下位となっている。今、飲み込まれているブラックホールから抜け出すには、早急な立て直しが必要だ。
【RA】