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初先発でパス10回にとどまるも、ラン重視の作戦は合理的だったとタイタンズQBウィリス

2022年11月01日(火) 14:48


テネシー・タイタンズのマリク・ウィリス【AP Photo/Eric Gay】

現地10月30日(日)、テネシー・タイタンズの新人クオーターバック(QB)マリク・ウィリスはキャリア初先発を務めたものの、それほど多くは求められず、わずか10回しかパスを投げていない。タイタンズはランプレーを駆使してヒューストン・テキサンズに17対10で勝利した。

ランニングバック(RB)デリック・ヘンリーの圧倒的なパフォーマンスにより、タイタンズは314ランヤードを稼いだ一方で、パスヤードはわずか40ヤードだった。

「相手がランを止められないのに、なんでランでいかないんだ?」とウィリスは話している。「何よりも、俺たちは毎試合300回投げようとか、毎試合300回走ろうとか、そういうことを目標にしているわけじゃない。試合に勝つための方法を見つけるためにここにいる。それだけだ」

新人が司令塔を務めた試合では、予想されていた通り、ヘンリーが大きな貢献を果たした。ヘンリーはキャリー32回で219ヤード(キャリー平均6.8ヤード)、タッチダウン2回をマーク。また、キャリア6回目の200ランヤード超えを達成し、RBエイドリアン・ピーターソンや元RBのO.J.シンプソンと共にNFL歴代記録の1位タイに並んだ。また、2回のタッチダウンを決めたことで、ヘンリーはタッチダウンラン数でタイタンズの歴代1位にも輝いている。

タイタンズはウィリスが投げなくても勝つことができた。ウィリスはパス10回中6回を成功させて55ヤード、インターセプト1回をマークしている。後半は1回だけパスを試みたが、それはインコンプリートとなった。ドラフト3巡目指名を受けたウィリスはその他に、試合終了時のニールダウンを含めてキャリー5回で12ヤードしか記録していない。

ヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルは「マリク、敵地でのNFL初先発、観客のノイズ、そういったものすべてだ。私たちは試合に勝つための最良のチャンスを与えてくれると思うことをやった。それは毎週、変わっていくものだ」と述べた。

数少ないアテンプトの中で、ウィリスは何度か投球を失敗しており、投げるのが遅れたワイドレシーバー(WR)コーディ・ホリスターへのパスはインターセプトされている。

ブラベルHCは「(ウィリスのパフォーマンスは)良くなってきたと思う。今日は良いところもあれば、もし彼が来週もクオーターバックを務めるなら、もっとうまくやらなければならないと思うところもあった。しかし、それは誰にとっても同じことだ」と語った。

5勝2敗のタイタンズはシーズン第9週に敵地に赴き、サンデーナイトにカンザスシティ・チーフスと対戦する予定だ。QBライアン・タネヒル(足首)が出場できない場合、タイタンズはチーフスのQBパトリック・マホームズに遅れをとらないためにウィリスに攻撃面でバランスをとってもらうことになる。

【RA】