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スティーラーズが2023年2巡目指名権と引き換えにWRクレイプールをベアーズにトレード

2022年11月02日(水) 08:54

ピッツバーグ・スティーラーズのチェイス・クレイプール【Aaron Doster via AP】

シカゴ・ベアーズのジェネラルマネジャー(GM)であるライアン・ポールズは、トレード期限に売り手から買い手に転じた。

ベアーズが2023年ドラフト2巡目指名権と引き換えにピッツバーグ・スティーラーズからワイドレシーバー(WR)チェイス・クレイプールを獲得したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地1日(火)に情報筋の話を元に伝えた。NFLネットワークのイアン・ラポポートは、スティーラーズが受け取るのはベアーズが元々所持している2巡目指名権であって、月曜日にベアーズがロクアン・スミスをボルティモア・レイブンズへトレードしたことによって得た指名権ではないとつけ加えている。

第一報を報じたのは『ESPN』だった。

ベアーズファンは2年目のクオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズの成長を助けられる存在を獲得するようポールズGMに求めていた。火曜日、ポールズGMはついにその求めに応えたが、3年目に入っている元2巡目指名選手に対するものとしては、合額な代償を支払っている。24歳のクレイプールは2023年シーズン末まで契約下に置かれている。

今回のトレードによってシカゴは強力で体格に恵まれたバウンダリーレシーバーを手にしており、クレイプールがフィールドを広げ、ダーネル・ムーニーと優れたコンビを形成していくことが期待される。クレイプールはスティーラーズでの最初の2年に800ヤード超えを達成しており、トータルでタッチダウン11回をマークした。2022年にはキャッチ32回、311ヤード、タッチダウン1回を記録している。

スティーラーズはオフシーズンにWRディオンテ・ジョンソンと契約を延長したのに加え、急速に頭角を現している新人WRジョージ・ピケンズの出番を増やしたかったことから、クレイプールを放出する余地が生まれていた。とは言え、安価でクレイプールを手放す意思はなく、2巡目指名権という素晴らしい対価を手にしている。

ベテランの守備選手であるロバート・クインを4巡目指名権と引き換えにフィラデルフィア・イーグルスにトレードし、スミスを2巡目および5巡目指名権と引き換えに放出したポールズGMは、資本の一部を若手レシーバーに回した。クレイプールはフィールズと共に成長する可能性を秘めている。また、セパレーションを生み出し、競いながらキャッチを決め、ヤードアフターキャッチを稼げるワイドアウトを強く必要としていたベアーズ攻撃陣の力となるかもしれない。

ペリセロによれば、ベアーズはクレイプールを加入させるためにWRアイザイア・コールターをウェイバーにかけているという。

ポールズGMが締切日に動いたことで、攻撃陣においてフィールズの周囲に才能を固める必要性が改めて示された。ポールズGMは長期プランに入ってこないベテランディフェンダーたちを手放すことでそれを実現している。火曜日のトレードを終えた後でもなお、ポールズGMはチーム再建を続ける中で2023年に向けてドラフト指名権を8つ保持しており、1億ドル(約147億8,370万円)以上のキャップスペースを有している。

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