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ビルズが期限前にコルツRBハインズをトレードで獲得

2022年11月02日(水) 09:07


ナイヒーム・ハインズ【AP Photo/Zach Bolinger】

パスキャッチ能力に優れたランニングバック(RB)を長らく探し求めていたバッファロー・ビルズが、現地1日(火)にインディアナポリス・コルツとのトレードでRBナイヒーム・ハインズを獲得した。

トレード期限に先立ち、ビルズがRBザック・モスおよび条件付きの2023年ドラフト6巡目指名権と引き換えにコルツからハインズを獲得したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロとトム・ペリセロが報じている。

ビルズは春からずっと有能な攻撃陣にパスキャッチのできるランニングバックを加えようとしていた。そのため、最終的にワシントン・コマンダースに戻ることを決意したJ.D.マキシックと契約を結ぶ寸前のところまで話が進んでいたのだ。また、カロライナ・パンサーズがサンフランシスコ・49ersとの取引を成立させる前、ビルズもクリスチャン・マカフリーのことを調べていた。

ハインズは俊敏なランニングバックでありながら、優れたパスキャッチャーでもある。コルツでは72試合に出場し、キャッチ235回で1,725ヤード、タッチダウン7回を記録してきた。また、ランではキャリー300回で1,205ヤード、タッチダウン10回をマークしている。

今回のトレードを受けて、ハインズは『Twitter(ツイッター)』に次のように投稿した。

「コルツネーション、チームメイト、組織のみんな、5年間ありがとう。あなたたちは本当に俺を受け入れてくれたし、これからもずっと俺の旅の一部であり続けるだろう。心から感謝している」

ビルズはデビン・シングルテリーと、最近の試合で出番が多くなってきた新人ジェームス・クックが率いるバックフィールドにハインズを加えることになった。多様なランニングバックたちを抱えることはビルズにとってうれしい悩みとなるだろう。ビルズはハインズを第3ダウンで用いることも、2人のランニングバックを使用するときにスロットあるいはワイドにセットすることもできる。

ビルズは2023年ドラフト7巡目指名権と引き換えにアトランタ・ファルコンズのセーフティ(S)ディーン・マーロウィーを獲得し、セカンダリーの補強も図った。

今季に残念なスタートを切っているコルツは売り手になっている。モスを獲得したことによって、コルツはRBジョナサン・テイラーの後ろにタックルの間を走り抜けられるランニングバックを控えさせられるようになったが、これ以上ケガをしない限り、スターRBであるテイラーの仕事量が減ることはないだろう。また、コルツはテイラーが足首の負傷で欠場したシーズン第6週に代役として良いプレーを見せていたRBディオン・ジャクソンの出番を増やすこともできる。

【RA】