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WRムーアをトレードしなかったことについて、「彼にはニューヨークで明るい未来がある」とジェッツのダグラスGM

2022年11月03日(木) 19:53


ニューヨーク・ジェッツのエライジャ・ムーア【Winslow Townson/AP Images for Panini】

トレードの期限が過ぎ、不機嫌なワイドレシーバー(WR)エライジャ・ムーアはニューヨーク・ジェッツに残ったままだ。

ジェネラルマネジャー(GM)のジョー・ダグラスは現地1日(火)、期限前にムーアに関して“何件か”問い合わせがあったと述べたが、元2巡目指名のトレードについて真剣に検討したことはないと言っている。

「われわれはエライジャを大切に思っている」とダグラスは述べた。「昨年、彼を2巡目という高い位置で指名するために力を入れたし、彼のことが大好きだ。われわれはフットボールファミリーなので、何か問題が起きた時は家庭内でそれに対処する。だが、私はエライジャと1対1でとてもいい対話ができた。われわれは彼が大好きだし、彼にはニューヨーク・ジェッツの一員として明るい未来が待っていると考えている」

ムーアはターゲット回数の少なさに不満を訴えており、それがトレードの要請へとつながっていた。シーズン第7週にチームがデンバーに向かった際は置いていかれ、黒星を喫した日曜日のニューイングランド・ペイトリオッツ戦では10回のスナップをプレーしたのみとなっている。彼は2022年の記録はここまで、キャッチ16回、203ヤードというものだ。

日曜日の試合後、ムーアはクオーターバック(QB)ザック・ウィルソンとの関係について質問された。

「そんなの分からないよ。答えることすらできない。ボールを受けていないんだから。分からない」とその段階で彼は話していた。

ギャレット・ウィルソンがナンバー1ターゲットとなり、ジェッツはレシーバーのコーリー・デイビス(健康時)とブラクストン・ベリオス、タイトエンド(TE)タイラー・コンクリン、さらにはRBの活用も増やしており、ムーアの役割は不明瞭だ。

しかし、ダグラスは今でもジェッツの再建のキーパートにムーアがいると考えている。期限が過ぎた今、ムーアとの感情のもつれをほぐせるかどうかは、クラブ側、特にヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーの手腕にかかっている。

「われわれは常にチームにとって正しいことをしなければならないのは明らかだ。だが、われわれは常にオープンで正直なコミュニケーションを取り、展望を提示する」とダグラスは述べた。「全選手とのコミュニケーション、展望、成功へのロードマップの提示に関して、サラーHCと彼のスタッフ以上にうまい者はいない。それが始まりであり、全てだと思う」

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