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高い目標を掲げるドルフィンズ、「スーパーボウルについてためらいなく話せる」とQBタゴヴァイロア

2022年11月04日(金) 11:21

マイアミ・ドルフィンズのトゥア・タゴヴァイロア【AP Photo/Wilfredo Lee】

マイアミ・ドルフィンズがプレーオフで勝利を挙げてから20年以上が経っているが、クオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアはチームのスーパーボウル出場への意欲を語ることにためらいはないようだ。

ドルフィンズがパスラッシャーのブラッドリー・チャッブとランニングバック(RB)のジェフ・ウィルソンをトレードで獲得してその高い志をさらに強めた翌日、3シーズン目のタゴヴァイロアは、一番高い目標に向けて誰も尻込みしていないことを公言した。

「チーム合同練習(OTA)やトレーニングキャンプを通じて、攻撃面でも守備面でもチームとしてのポテンシャルを感じることができたし、スーパーボウルについてためらいなく話せる」とタゴヴァイロアは現地3日(木)に話している。「プレーオフに出場すること、出場する機会を得ること、そしてできればそこで勝利することを俺たちは躊躇(ちゅうちょ)なく話している」

オフシーズンに注目度の高い選手たちが加入したことでドルフィンズは強気な姿勢を示すことができた。それだけでもチームのプレーオフ進出への意気込みが十分に伝わっていたところ、火曜日のトレードでチャッブとウィルソンが追加されたことでそこに拍車がかかった。

かくして、2016年以来、この20年間で3度目のプレーオフ復帰を目指すチームにとって、ポストシーズン進出だけでなく、スーパーボウルを目指すことを声高に語るのにためらいはないようだ。

大学時代はアラバマ大学で実績を残しているタゴヴァイロアが、ドルフィンズがさらに結果を出せると信じているのは明らかで、そのチームも彼を信じている。

すでにワイドレシーバー(WR)のジェイレン・ワドルとの相性の良さを発揮しているタゴヴァイロアは、WRタイリーク・ヒルやオフェンシブタックル(OT)のテロン・アームステッド、RBラヒーム・モスタートの加入も相まって、これまでのところ最高のシーズンを送っている。今季のタゴヴァイロアは先発した試合で5勝1敗を記録しており、186回中130回のパスを成功させて1,678ヤード(1試合あたり279.7ヤード)とタッチダウンを12回決めているのに対し、インターセプトはわずか3回という成績で、アテンプト平均9ヤードやパサーレーティング112.7はリーグトップの数字となる。

今のところ前向きな結果が得られているドルフィンズだが、2000年以降でプレーオフで勝ったことがなく、1984年シーズン以来スーパーボウルに出場したことがないフランチャイズであることに変わりはない。とはいえ、ドルフィンズが大一番の試合に復帰するには、まず自分たちがそこにたどり着けると信じることが必要なようだ。

24歳のQBがそうであることは間違いない。

「俺たちには(スーパーボウル優勝の)可能性があると心から信じている」とタゴヴァイロアは断言した。

【R】