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トレードが実現しなかったテキサンズWRクックスはイーグルス戦欠場

2022年11月04日(金) 11:28

ヒューストン・テキサンズのブランディン・クックス【AP Photo/David J. Phillip】

現地3日(木)に実施されているサーズデーナイトフットボール(TNF)を前に、ヒューストン・テキサンズのワイドレシーバー(WR)ブランディン・クックスがフィラデルフィア・イーグルス戦に出場しない見込みだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが報じていた。実際、試合開始前にクックスがインアクティブに登録されたことが分かっている。

29歳のクックスは数週間前からトレード交渉の対象となっており、1勝5敗1分のテキサンズはトレード期限までにクックスをトレードすると多くの人が予想していた。また、クッックスがトレードされていれば、歴代最多記録に並ぶキャリア4度目のトレードとなるはずだった。しかし、クックスの来季の保証額1,800万ドル(約26億6,649万円)はトレードの妨げになると見られており、この数字には各チームが難色を示すのではないかと予想されていた。

クックスはトレードされることを見越して今週はあまりチーム施設に足を運んでいなかったとNFLネットワークのトム・ペリセロが報じている。ペリセロによれば、テキサンズは期限を迎える直前までロサンゼルス・ラムズやダラス・カウボーイズなどからトレードに関する連絡を受けていたとのこと。それにもかかわらず、クックスは期限後もテキサンズにとどまっており、この事実は彼にとって好ましいものではないようだ。

期限を過ぎた直後、クックスは取引が成立しなかったことに対するものと解釈できるメッセージを『Twitter(ツイッター)』に投稿。そこでは「人の優しさを当たり前のものだと思っちゃいけない。あまりにも長くウソに覆われた日々は終わりだ。自分のキャリアをプレーしながら、ラインを超えたんだ」と記している。

クックスは今季これまでに7試合に出場してキャッチ32回、354ヤードを記録してテキサンズをけん引しているが、木曜夜にこの記録を伸ばすことはないだろう。また、テキサンズでの彼の全体的な状況は現時点で不安定なものになっているようだ。

【RA】