ジェッツQBウィルソンを擁護するビルズQBアレン、「少し時間がかかることもある」
2022年11月04日(金) 23:40ニューヨーク・ジェッツのクオーターバック(QB)ザック・ウィルソンはこのところ多くの非難を浴びている。一貫性を見いだせず、先週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦での3回のインターセプトを含めてメンタル的なエラーが多過ぎるのだ。
2年目のシグナルコーラーは、雑音を無視しようとしてきた。
「そういうのは一切見ない」と現地3日(木)にウィルソンは言っている。「俺はこの建物内で自分と仲間に起きていること、コーチたちが見ているもの、ゲームでの出来事に集中している。それでそこから学び、前に進むだけだ」
シーズン第9週のバッファロー・ビルズとの対戦は、NFLで居場所を見つけるために時間をかけた別の若いクオーターバックとの比較を可能にする。それはジョシュ・アレンだ。
ビルズのQBは今週、ポッドキャストの“Kyle Brandt’s Basement(カイル・ブランツ・ベースメント)”に出演し、自分も2019年にペイトリオッツ戦で似たような経験をしたことがあると言ってウィルソンを擁護した。
「彼は懸命にいいプレーをしようとしているんだと思う。俺も同じ立場だった」とアレンは話した。「2年目のペイトリオッツ戦で3回インターセプトされたことがある。でも、そこから全てがうまくはまり始めたんだ。あの試合の後からね。だからそういうもんだと思えばいい」
ウィルソン同様、アレンもNFLの洗礼から逃れられなかった。ルーキーとして彼は投球に苦しみ、そうした問題は2年目のシーズンでも尾を引いていた。しかし、2年目のシーズン終盤に入ると、アレンはやがてリーグ屈指の若手QBと称されるようになるだけの兆しを見せ始める。
「時には少し時間がかかることもある」とアレン。「俺もゲームのニュアンスを理解して、やり過ぎないようになるまでしばらくかかった。そこがポイントだと思う。あまりやり過ぎないようにして、フィールドにいる仲間たちを信じるんだ」
ここでアレンは自嘲気味にこう付け加えた。
「対戦前にあまりアドバイスを与えたくはないな。来週だったらもっと長く話してもいいよ。でもとにかく俺たちはそこへ出ていってフットボールをするしかない。ミスすることを考えたらダメだ。そういう時こそミスをしてしまう。出ていってボールを投げるまでだ」
アレンのここまでの軌道は例外であり、慣例ではない。ビッグアームのQBと称されながら、多くのミスを犯し、それでもMVP候補の常連になるというのはそうそうあることではないが、ウィルソンとしては見習いたいところだろう。
次の9試合はウィルソンにとって極めて重要なものとなる。アレンがそうしたように、ウィルソンも終盤に成長を見せて、彼が自分たちのフランチャイズQBだとジェッツを確信させなければならない。さもなければ、ドラフト上位のQBを次々と入れ替えながらも成功できずにいるギャンググリーンは、また振り出しに戻ることになる。
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