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バッカニアーズQBブレイディがプレーオフを含む10万パスヤード超えを達成

2022年11月07日(月) 10:30


タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【AP Photo/Mark LoMoglio】

驚くほど苦戦しているシーズンの中にあっても、クオーターバック(QB)トム・ブレイディは記録を積み重ね、他のどのNFL選手も到達したことのない場所へ向かって進み続けている。

現地6日(日)に16対13でロサンゼルス・ラムズを下した試合でも、ブレイディは歴史に新たな1ページを加え、リーグ史上初めて10万パスヤード(プレーオフを含む)を超えた選手となった。

すでに数々の記録であふれるキャリアに新たなマイルストーンが加わったのは、第4クオーターでブレイディがランニングバック(RB)レナード・フォーネットにパスをつなぎ、15ヤードを獲得したときだった。

シーズン第9週の試合を前に、ブレイディがパスで6桁に到達する最初の選手になることは予想されていた。10万ヤードに到達するのに必要だったのは164ヤードであり、ブレイディは43試合連続で164ヤード以上を投じていたからだ。

10万ヤード超えを達成した初めての選手になっただけではなく、ブレイディは55回目のゲームウイニングドライブを記録。これはペイトン・マニングに並び、NFLで歴代最多タイの数字だ。

ブレイディが勝利を決めたのは、試合時間残り9秒でタイトエンド(TE)ケイド・オットンに1ヤードのパスを投じたプレーでのことだった。この日、ブレイディは280パスヤードをマークし、キャリア通算10万0,116パスヤードに達している。

数々のマイルストーンに関して言えば、ブレイディがパイオニアであることは間違いない。

ブレイディは9万パスヤード(プレーオフを含む)に到達した初めての、かつ唯一の選手であり、タッチダウンパス600回を超えた最初でただ一人の選手だ。また、2021年にはリーグ史上初めて、現役最年長でありながらパス、ラン、レシーブのいずれかでリーグトップに立った選手となっている。

45歳のブレイディのキャリアはこれまで長い間、NFLの歴史でもっとも成功したもの――スーパーボウル優勝7回、主要なパス記録のすべてを保有など――だと評価されてきたが、本人はまだ記録に次ぐ記録、偉業に次ぐ偉業を成し遂げる歩みを止めていない。

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