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トレード期限を前にレイダースTEウォーラーの獲得を試みていたパッカーズ

2022年11月07日(月) 10:57


ダレン・ウォーラー【NFL】

グリーンベイ・パッカーズはトレード期限を前に、何かアクションを起こしてほしいというファンの思いとは裏腹に現状維持を貫いた。

とはいえ、パッカーズが何も努力していなかったわけではない。

情報筋によると、パッカーズはトレード期限を目前にダイナミックなオフェンスの武器を取得しようとラスベガス・レイダースのスタータイトエンド(TE)ダレン・ウォーラーとの交渉を進めていたという。一方のレイダースは、9月10日に3年5,100万ドル(約74億8,986万円)の延長契約を結んだばかりのウォーラーについて、取引するにはあまりにも価値があると判断した。

シーズン第9週にジャクソンビル・ジャガーズに敗れて2勝6敗となったレイダースだが、試合はまだたっぷり残っている。ウォーラーはいま、このシーズンを逆転させることを任されている選手の一人だ。

パッカーズはワイドレシーバー(WR)チェイス・クレイプールを引き抜こうとピッツバーグ・スティーラーズに2巡指名権をオファーしており、獲得しようとていた大物スターはウォーラーだけではなかったと情報筋は言う。そのスティーラーズは、より順位が高いと考えたシカゴ・ベアーズからの2巡指名権を選んでいる。

パッカーズはカロライナ・パンサーズWRのD.J.ムーアにも声をかけたと情報筋は話しているが、主力となる若い選手たちを団結させたいパンサーズとの交渉は初めから見込みのないものだったとのことだ。

その結果、ミネソタ・バイキングスとベアーズが動いたのに対して、パッカーズはトレード期限を前に打つ手がなかった(この時デトロイト・ライオンズは売り手だった)。

ヘッドコーチ(HC)のマット・ラフルアーは、チームの活動が十分でなかったことに対処したかと先週に聞かれた。

「そのことにまで踏み込んでいない。われわれの焦点はデトロイトにあった」とラフルアーHCは現地2日(水)に記者団に話している。

交渉を知る関係者によると、パッカーズがウォーラーを獲得しようとしたのはこれが二度目で、オフシーズン中にも一度試みているという。最終的にレイダースのスターレシーバーであるデイバント・アダムスを獲得した取引について両者が交渉している間、ウォーラーについても話し合っていたとのことだ。

クオーターバック(QB)のアーロン・ロジャースは「狙っていた選手が誰であれ、どれも代償に見合っていなかった」と水曜日に記者たちに述べている。「だから、(ジェネラルマネジャー/GMの)ブラインア・グーテクンストを信用している。彼とは何度か有意義な会話ができた。興味を持っていた選手は何人かいたが、うまくまとまらなかった」

【R】