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カウボーイズから関心を持たれるFAのWRオデル・ベッカム

2022年11月07日(月) 11:15


オデル・ベッカム【AP Photo/Jason Behnken, File】

ダラス・カウボーイズはトレード期限当日、スピーディなワイドレシーバー(WR)の獲得を期待しながら積極的に問い合わせをしていた。最終的に、何の取引も成立しなかったが、カウボーイズは自分たちの姿勢を変えていない。

彼らが獲得できるかもしれないレシーバーはもう1人いるのだ。

情報筋の話によると、カウボーイズはトップクラスのフリーエージェント(FA)であるWRオデル・ベッカムに注目しているという。ベッカムがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂から完全に回復し、チームを選べるようになれば、カウボーイズがその候補の1つになると予想されている。多くの武器を有しているにもかかわらず、走れるレシーバーを探し求めていることは、カウボーイズ(6勝2敗)がより多くの助っ人を攻撃面で求めていることを示していると言えよう。

カウボーイズが折り合いのつかない取引に手を出さなかったのは、ベッカムと契約する可能性があることが一因となっている。

ベッカムは当初、11月中旬に新チームと契約することが期待されていたが、現在は12月上旬までに万全な状態になって契約を結ぶ計画となっているとのこと。バッファロー・ビルズやニューヨーク・ジャイアンツ、ロサンゼルス・ラムズを含む複数のチームがベッカムに興味を示していると情報筋は明かしている。また、グリーンベイ・パッカーズやカンザスシティ・チーフスも興味を持っているかもしれない。そして今、カウボーイズも候補の1つに数えられるようになった。

情報筋によると、カウボーイズは先週にヒューストン・テキサンズのWRブランディン・クックスに接近していたとのこと。しかし、クックスの2023年の保証額が1,800万ドル(約26億4,626万円)であるため、どの取引もほとんど不可能なものになっていた。それでも、カウボーイズはシーディー・ラムやマイケル・ガラップを含む安定したレシーバー陣にクックスを加えることに興味を示していた。

カウボーイズはデンバー・ブロンコスのWRジェリー・ジューディにもオファーを出していたものの、両者は金額の面で折り合いがつかなかったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えている。

ベッカムの代理人であるゼイク・サンドゥーと契約交渉を進めてはいないが、カウボーイズはベッカムの健康状態と、第56回スーパーボウルで見舞われた膝のケガからの回復具合をチェックし続けてきた。リハビリの最終段階に入っているベッカムは、シーズン終盤から可能であればプレーオフにかけて、チームの助けとなる準備ができているはずだ。

数年間にわたっていろいろなチームを模索した上で現在はどこにも所属していないことを受けて、ベッカムは複数年契約を得ることと、キャリアを締めくくるホームに出会うことを望んでいる。

ベッカムの完全復活が目前に迫る中、カウボーイズはベッカムに注目しているチームの1つになっている。

【R】