ニュース

苦戦を振り返り「クオーターバックが最悪だった」とビルズQBアレン

2022年11月07日(月) 12:45


バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP Photo/Seth Wenig】

クオーターバック(QB)ジョシュ・アレンの振るわない、むしろ非常に低迷した一日は、バッファロー・ビルズの逆転負けという結果に終わった。これにより、ビルズのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区でのリードは0.5ゲーム差となっている。

試合の直後、アレンはニューヨーク・ジェッツに対する自らの失敗を認めた。

「このリーグで勝つのは難しい。俺たちはここでいいチームとしてプレーしていたけれど、そこのクオーターバックが最悪だった」とアレンは話している。

「今日は何度かまずい判断をして、それがチームに大きな代償を払わせた。学ぶことはたくさんあるし、そこから成長していかなきゃならないけど、俺たちの水準に達していなかった。俺たちのフットボールじゃなかった」

アレンのパフォーマンスはいつもと同じように始まり、得点圏へとボールを運んだものの、らしくないインターセプトで最初のポゼッションは終了。しかし、アレンはそれを乗り越えたかのように見え、ハーフタイムまでに143ヤードを投げて14対10でリードしている状況だった。

しかし、後半は事態が悪くなる一方だった。アレンはチームがこの日決めた2回のタッチダウンランの両方をマークしたものの、ラスト2クオーターではパス12回中5回成功、42ヤードにとどまった。また、試合全体でタッチダウンパスは一度もなかった。第4クオーターでは肘をケガした様子だったが、試合後、報道陣には問題ないと話している。

一番影響が大きかったのは、最後のミスだろう。ビルズが14対10でのリードを守る中、アレンはおそらくキャリア最悪のインターセプトをジェッツの新人コーナーバック(CB)ソース・ガードナーによって喫している。これでポゼッションを明け渡したビルズは、ジェッツに逆転リードのタッチダウンを許している。

一見したところ、アレンがターゲットにしようとしたワイドレシーバー(WR)ガブリエル・デービスとの間にミスコミュニケーションがあったように見えるプレーだった。しかしながら、アレンは試合後に“頭が真っ白になった”だけだと話している。

ビルズのヘッドコーチ(HC)であるショーン・マクダーモットは20対17での敗戦を受け「ボールをターンオーバーしてしまえば、試合に勝つのは難しい。われわれにはチャンスがあったが、墓穴を掘ってしまった」とコメントした。

敗北したとは言え、これは一試合の話だ。オフェンシブタックル(OT)ディオン・ドーキンズが言うように、パーフェクトな人間などいない。視野を広げて見れば、現在6勝2敗のビルズはAFC東地区トップに立っている。ただし、6勝3敗のジェッツに対し、黒星は1つ少ない状態であるに過ぎない。

マクダーモットHCとビルズの他の面々は、12月にもう一度ジェッツと対戦するチャンスがあることを承知している。彼らは自分たちのクオーターバックに対する全面的な信頼や自信と共に、ホームでの試合に臨むだろう。

【A】