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3勝5敗1分を受けてコルツがライクHCを解雇

2022年11月08日(火) 08:38

フランク・ライク【NFL】

矛先はついにインディアナポリス・コルツのヘッドコーチ(HC)であるフランク・ライクに向けられた。

コルツがライクを現地7日(月)に解雇したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロがこの決断について知る人物の話を元に伝えた。チームは後にこのニュースを認めている。

苦戦するコルツはこの3週間で3つ目の大きな動きに出た。大きな野望を胸にポストシーズンを過ごしたコルツだが、ニューイングランド・ペイトリオッツと対戦した去る日曜日に大敗したことで3連敗を喫し、3勝5敗1分となっている。

驚きの策として、コルツは月曜日に元オールプロのオフェンシブラインマンであるジェフ・サタデーを暫定ヘッドコーチに指名した。サタデーは1999年から2011年にインディアナポリスでプレーしており、チームによれば、過去数年はコルツのチームコンサルタントを務めてきたとのこと。サタデーにはNFLでのコーチングの経験はない。

2018年に当時ペイトリオッツ攻撃コーディネーター(OC)だったジョシュ・マクダニエルズに申し出を拒否された後、コルツはライクHCを起用していた。ライクは初年度に10勝6敗をマークし、すぐにコルツがポストシーズンに進出する助けとなっている。しかし、クオーターバック(QB)アンドリュー・ラックの突然の引退を受けてQBの交代劇が続いたことが、ライクHC時代の破滅の原因となった。

月曜日に明らかになった解雇は、ジム・アーセイがコルツのオーナーとなってから25年の間で、初めてのシーズン中のヘッドコーチ解雇にあたる。わずか1週間前には、NFLネットワークのイアン・ラポポートがライクの職は「安全」だと考えられていると報じたばかりだった。しかしながら、ペイトリオッツに26対3で敗北したことにより、その感触は急激に変化した。

ライクはカロライナ・パンサーズのマット・ルールに続き、今シーズン中に解雇された2人目のヘッドコーチとなっている。

ライクはコルツでの4年半でレギュラーシーズンに40勝33敗1分、ポストシーズンに1勝2敗を記録。

コルツはライクHC時代に7名の先発QBを抱えていた。そこに含まれるのはラック(16試合)、ジャコビー・ブリセット(15試合)、ブライアン・ホイヤー(1試合)、フィリップ・リバース(16試合)、カーソン・ウェンツ(17試合)、マット・ライアン(7試合)、そしてサム・エリンガー(2試合)だ。

過去2週間でライクは荒れ果てた攻撃陣を活性化するための変化を取り入れていた。ライクはライアンをベンチに下げ、6巡目指名のエリンガーを先発に起用し、マーカス・ブレイディOCを解雇している。しかし、いずれの動きにも報いはなかった。

ライクがインディを去った今、次の疑問はジェネラルマネジャー(GM)クリス・バラードが新たなコーチを選ぶのか、それともアーセイがフロントオフィスを一新することになるのかだ。

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