チームのロゴマークがWRオデル・ベッカムに“かなり似合う”とカウボーイズオーナー
2022年11月09日(水) 12:42トレード期限が過ぎ、フリーエージェント(FA)のワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムの動向に注目が集まっている。
第56回スーパーボウルでACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したスターレシーバーは、フリーエージェントの中で最も大物の選手であり、ポストシーズン進出に期待がかかるチームに獲得される可能性が高い。ベッカムは医学的な観点からもうすぐ復帰できると考えてられており、これは契約先についてのうわさがより一層増えることを意味している。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによれば、トレード期限当日にベテランWRブランディン・クックスをトレードで獲得しようと試みるも、実現させられなかったダラス・カウボーイズは、ベッカムの獲得を目指しているチームの1つだという。
カウボーイズのオーナーであるジェリー・ジョーンズは毎週火曜日に出演している『105.3 The FAN(105.3ザ・ファン)』の“Shan & RJ(シャン・アンド・RJ)”でベッカムと契約する可能性についてコメントしている。
「オデルは世界中の誰もがコンペティターだと認める存在だ」と述べたジョーンズは「彼がカウボーイズのスター(マーク)がついたヘルメットをかぶったら、かなり似合うのではないかと思う」と続けた。
ベッカムほどの実力がある選手を加えれば、現時点でシーディー・ラムやマイケル・ガラップ、ノア・ブラウンが率いているカウボーイズのレシーバー陣はさらに活性化されるだろう。カウボーイズには今季、ヤード数やタッチダウンキャッチ数で上位15位以内に入っているレシーバーはいない。
契約した途端にベッカムがすぐにリズムに乗れるということに何の疑念も抱いていないとつけ加えたジョーンズはこう話している。
「彼がケガから復帰した直後だということは認識しておくべきだが、彼は去年、それができることと、うまくやってのけることを示している。だからその点ではうまくいくだろう。ケガのリハビリという逆境を乗り越えてきた彼の経験は、多くのことを物語っていると思う」
「私の経験ではベテラン選手、つまりオデルのようなベテラン選手はチームに迎え入れたとき、競争できる状態になることに関して、すぐに全力で取り組めるものだ。その選手がフィットできるかどうかを考えるとき、それは通常、大きな要因にはならない。重要なのは、その選手の個人的な能力や人間的な能力、そして、複数のチームに所属していたのであれば、別のシステムでやってきた経験だ。それらすべてが重要な要素になる。自分たちのシステムにどうフィットするかといった不確定要素よりも経験値がはるかに上回っている選手を見るものだ」
【RA】