シーズン第9週の週間最優秀選手賞にベアーズQBフィールズ、ベンガルズRBミクソンなど
2022年11月10日(木) 13:17現地6日(日)、クオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズとシカゴ・ベアーズの逆転劇は失敗に終わったものの、2年目のシグナルコーラーのパフォーマンスは歴史に残るものになっている。
リーグがシーズン第9週の週間最優秀選手(POTW)を発表した水曜日、歴史的な偉業を成し遂げたフィールズがキャリアで初めてこの賞に選ばれたことが明らかになった。
フィールズは35対32で敗れたマイアミ・ドルフィンズ戦で178ランヤードを記録し、初めてNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手となっている。この178ヤードは2002年に元QBマイケル・ビックが記録した173ヤードを上回り、レギュラーシーズンにおけるQBによる最多ラッシングヤードの新標準となった。フィールズが輝きを放ったのはランヤードだけではなく、合計4回のタッチダウンも決めている。パス28回中17回成功、123ヤード、インターセプトなし、パサーレーティング106.7を記録したフィールズは、タッチダウンパス3回とタッチダウンラン1回をマークした。
タッチダウン5回を決めてフランチャイズ記録を塗り替えたシンシナティ・ベンガルズのランニングバック(RB)ジョー・ミクソンがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手賞を手にしている。ミクソンは日曜日に42対21で勝利したカロライナ・パンサーズ戦でタッチダウンラン4回、タッチダウンレシーブ1回を記録。ランで153ヤード、レシーブで58ヤードを稼いで合計211ヤードを獲得している。
ボルティモア・レイブンズのラインバッカー(LB)ジャスティン・ヒューストンは月曜夜に27対13で勝利したニューオーリンズ・セインツ戦で、AFC北地区で首位に立つチームの素晴らしい守備陣をけん引した。ヒューストンはタックル3回、サック2.5回、タックルフォーロス2回を記録した他、勝利を決定づけるインターセプト1回も決めてAFCディフェンス部門週間最優秀選手に選ばれている。ヒューストンは3試合連続で複数回のサックを決めており、その数は合計で6.5回だ。
デトロイト・ライオンズからドラフト3巡目指名を受けた新人セーフティ(S)カービー・ジョセフは日曜日に15対9で大金星を挙げたグリーンベイ・パッカーズ戦で見事な成績を収めている。ジョセフはタックル10回、パスブレークアップ3回、インターセプト2回を記録した結果、NFCディフェンス部門週間最優秀選手賞に輝いた。もちろん、この2回のインターセプトは、AP通信NFL最優秀選手賞(MVP)を2年連続受賞中のQBアーロン・ロジャースから奪ったものだ。
NFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手賞にはタンパベイ・バッカニアーズが16対13でロサンゼルス・ラムズを下した試合で重要な役割を担った新人パンター(P)ジェイク・カマルダが選出されている。カマルダは最長74ヤードのパントを蹴ってフランチャイズ記録に並んだだけではなく、パント6回中4回を敵陣20ヤード以内に着地させた。また、正味の平均ヤードで54.2ヤードという驚くべき記録を残している。
AFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手賞を獲得したキッカー(K)キャメロン・ディッカーが37ヤードの決勝フィールドゴールを決めたことで、ロサンゼルス・チャージャーズはアトランタ・ファルコンズに20対17で勝利した。ディッカーはエクストラポイント2回、フィールドゴール2回のアテンプトをすべて成功裏に終えている。
【RA】