レイダースがTEウォーラーとWRレンフロウをIRに登録
2022年11月11日(金) 09:562022年シーズンにケガに悩まされているタイトエンド(TE)ダレン・ウォーラーが、少なくとも1カ月間休みをとることになった。
ラスベガス・レイダースがウォーラーを故障者リザーブ(IR)に登録すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェームス・パーマーが情報筋の話をもとに報じている。IRに置かれることにより、ウォーラーが復帰を許可されるのは少なくとも4週間欠場した後になる。また、斜筋を負傷しているワイドレシーバー(WR)ハンター・レンフロウもIRに登録され、1カ月間欠場することになった。チームは現地10日(木)に両選手の動きを発表している。
今シーズンを通してハムストリングの問題に悩まされていたウォーラーは、シーズン第5週以降にプレーしておらず、急激に生産性が下がっていた。2019年シーズンと2020年シーズンに1,100レシーブヤードを達成したウォーラーだが、昨季に6試合を欠場した後、今季はキャッチ16回で175ヤード、タッチダウン1回という記録にとどまっている。そのウォーラーにとって、2022年シーズンはさらに悪い方向に進んでいると言えよう。
ウォーラーが欠場するようになってからはフォスター・モローが1番手のTEを務めてきた。一方、TEイェスパー・ホーステッドはシーズン第5週にウォーラーの代わりに出場した後、わずかなスナップにしか参加していない。また、レンフロウもIRに登録されたことは事態をさらに深刻にしている。レイダースはWRデイバント・アダムス以外の信頼できる武器を2つも失った。
NFLネットワークのトム・ペリセロが情報筋の話として伝えたところによると、レイダースはウォーラーの離脱に伴う補強としてミネソタ・バイキングスの練習生だったTEジェイコブ・ホリスターを獲得したという。
今季、当初の期待を裏切り続けてきたレイダースは、敗れた6試合中3試合で17点以上の差をつけていたところから逆転負けを喫している。シーズン第9週に行われたジャクソンビル・ジャガーズ戦でも同じ状況に陥ったレイダースは、17対0でリードを奪っていたにもかかわらず、そこからわずか3点しか獲得できずに27対20で敗れた。
安定した攻撃力を維持できていないレイダースがウォーラーのような武器を失えば、厳しさは増すばかりだろう。NFLで5位(パスに対しては6位)につけているインディアナポリス・コルツのディフェンスを相手に、シーズン第10週も苦しい展開になる可能性が高い。
レイダースにとって絶望的とも思えるシーズンが終わる前にウォーラーが復帰できるかどうかはこれから分かるだろう。
【RA】