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バイキングスWRジェファーソンがキャリアベストのパフォーマンスで“大胆”発言を実証

2022年11月14日(月) 14:50

バッファロー・ビルズのジャスティン・ジェファーソンとミネソタ・バイキングスのクリスチャン・ベンフォード【AP Photo/Joshua Bessex】

ミネソタ・バイキングスのワイドレシーバー(WR)ジャスティン・ジェファーソンは7月に、2022年シーズン終了後には自分がNFLで随一のレシーバーとして認識されるようになるだろうと発言し、危ない橋を渡ろうとした。そのジェファーソンが現地13日(日)、バッファローで目を見張るほどのパフォーマンスを見せつけ、その大胆な主張を実行に移している。シーズン第10週のパフォーマンスがあの発言に当てはまるものかと質問されたジェファーソンは満面の笑みを浮かべた。

バッファロー・ビルズとの試合で延長戦の末に33対30で勝利した後、ジェファーソンは『Fox Sports(フォックス・スポーツ)』のパム・オリバーに「もちろん、もちろんだ。今日はそれを示せた気がする」と話している。

バイキングスが大方の予想に反して勝利したビルズ戦で、ジェファーソンはキャッチ10回、キャリアハイの193レシーブヤード、タッチダウン1回を記録。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、今回の試合でジェファーソンが100ヤード以上を達成したのは20回目とのこと。この数字はキャリア最初の3シーズンの記録として、フリーエージェント(FA)のWRオデル・ベッカムや殿堂入りを果たしている元WRランディ・モスが残した記録と並んでNFL最多記録タイだという。

ジェファーソンが第4クオーターで見せたワンハンドキャッチは、驚くべき活躍を見せた彼の1日を強調するものだった。このプレーにより、バイキングスは試合に敗れる最初の可能性を排除している。試合終了まで残り2分の時点で第4ダウン残り18ヤードという場面から始まったプレーで、ジェファーソンはビルズのコーナーバック(CB)キャム・ルイスにしっかりとカバーされた状態でボールをつかんだ。この32ヤードの見事なキャッチにより、バイキングスは自陣27ヤード地点から敵陣41ヤード地点まで前進し、試合終盤にかけて望みをつないでいる。

バイキングスのヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネルは試合後、あのような重要な場面でジェファーソンのようなキャッチを決められる選手は極めて少なく、バイキングスにとってそのようなプレーの実現は夢のようなことだったと語った。

オコンネルHCはこのプレーについて「今まで見た中で最も素晴らしいキャッチの1つだった」と述べている。「彼はとても特別な選手だ。シーズン中ずっと、さまざまな状況やカバレッジの中で戦ってきたジャスティンを本当に誇りに思っている。今日は必要なときに何度も活躍してくれた。ジャスティンがいてくれて、しかも今日の試合で見せたようなプレーをもたらしてくれて、私たちは本当にラッキーだ」

ジェファーソンがキャリアで最も素晴らしい活躍を見せた今回の試合は、バイキングスが2020年ドラフトでルイジアナ州立大学(LSU)出身のジェファーソンを指名する前に、チームのスターWRだったステフォン・ディッグスをトレードで送った相手との試合だった。現在もビルズに所属しているディッグスはジェファーソンの主張に反論できる活躍を見せており、日曜日の試合ではゲームハイのキャッチ12回、128ヤードを記録している。

シーズン第10週の試合を終えた後、ジェファーソンはレシーブヤード(1,060ヤード)で2位、キャッチ数(69回)で4位につけているほか、タッチダウン4回を決めている。誰が一番優れたWRであるかはどこまでいっても議論の余地があるだろう。しかし、結果はどうであれ、ジェファーソンが23歳にしてその議論に加わること自体が素晴らしいのは間違いない。

【RA】