レイダース戦での初プレーコールに「すべてが自然な感じだった」とパークス・フレイジャー
2022年11月17日(木) 09:56インディアナポリス・コルツはシーズン第10週にラスベガス・レイダースを圧倒し、ジェフ・サタデー暫定ヘッドコーチ(HC)のもとで初勝利を収めた。サタデーHCは異例の状況下で勝利を挙げたことを高く評価されたが、新しくプレーコーラーとなったパークス・フレイジャーの対応力も称賛に値するだろう。
フランク・ライク前HCのもとではアシスタントクオーターバック(QB)コーチだったフレイジャーが初めてプレーコーラーに昇格したことを考えると、試合のスピードとこの状況のプレッシャーが30歳の彼を圧倒し、あっという間に手に負えない状況になっていたかもしれない。
だが、コルツオフェンスはこれまでと変わらないくらいスムーズに見えた。『CBS』がフレイジャーの姿を45回もアップで映し出さなければ、未経験者がプレーコールを担当しているとは誰も思わなかっただろう。
「実際にその状況に置かれてみなければ、自分がどう反応するかは分からないものだ」とフレイジャーはチームの公式サイトで述べている。「私にとっては、その状況に置かれた瞬間にすべてが自然な感じだった。そのことが自信となって、試合が進むに連れてすごく落ち着くことができた」
ランニングバック(RB)のジョナサン・テイラーが調子を取り戻したことがフレイジャーを救った。テイラーは22回のキャリーで147ヤードとタッチダウン1回を記録してシーズン第1週以来となる好成績を残し、5試合連続で超えられなかった100ヤードの壁を突破している。
フレイジャーはレイダースの軟弱なラインバッカー(LB)陣をついて、ワイドアウトを中央でオープンにするプレーを見事に決めてみせた。
QBマット・ライアンが司令塔に復活し、新米がプレーをコールするオフェンスは25点を挙げ、コルツは今季2番目に多い得点を達成している。
苦戦中のレイダース相手に活躍するのと、上位チームを相手にプレーをコールするのは別の話だ。NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)首位のフィラデルフィア・イーグルスと対戦するシーズン第11週から、フレイジャーとコルツにとっての本当の試練が始まる。
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