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カーディナルスWRブラウンがIRから復帰指定、MNF出場の可能性も

2022年11月17日(木) 10:12


アリゾナ・カーディナルスのマーキス・ブラウン【Kara Durrette via AP】

現地16日(水)、アリゾナ・カーディナルスがワイドレシーバー(WR)マーキス・ブラウンに故障者リザーブ(IR)からの復帰指定をしたと発表。これにより、ブラウンがIRから53名ロースターへ戻るまでの21日間の期間がスタートしている。

4週間をサイドラインで過ごしていたブラウンは、水曜日に練習を再開したところからフィールド復帰への第一歩を踏み出した。ヘッドコーチ(HC)クリフ・キングスベリーが水曜日に、ブラウンが5日後にメキシコシティで行われるマンデーナイトフットボール(MNF)のサンフランシスコ・49ers戦に出場できる可能性があると述べていることから、ブラウンはすぐにでも正式にロースターに復帰するかもしれない。

ブラウンはシーズン第6週に敗れたシアトル・シーホークス戦で、試合終盤にパスを受け止めようと跳躍したところインターセプトされ、その際にぎこちなく着地して負傷している。その後の診断で足に手術を必要としない骨折を負ったことが判明し、IRに登録された。ケガの種類から復帰までに6週間かかると予想されていたが、ブラウンはIRに登録された選手に求められる最低限の離脱期間である4週間を経て練習に復帰している。

負傷する前、今オフシーズンにトレードで獲得されたブラウンは、苦戦していたカーディナルス攻撃陣にとって明るい兆しとなっていた。カーディナルスの一員として過ごす初めてのシーズンにキャッチ43回、485ヤード、タッチダウン3回をマークするなど、2021年シーズンに記録した自己ベストの1,008レシーブヤードを更新する勢いで活躍していた。

幸いにも、ブラウンの離脱が発表されたタイミングで、もう1人のスターWRであるディアンドレ・ホプキンスが6試合の出場停止処分から復帰。最近のシーズンでカーディナルスの主力レシーバーの1人としてプレーしてきたホプキンスは、ここ4試合でキャッチ36回、396ヤード、タッチダウン2回を記録するなど、印象的な活躍を見せている。

しかし、ホプキンスが復帰してもなお、カーディナルスはオフェンスのランキングで下位に沈んでおり、現時点の順位は全体で22位、パスで23位、得点で30位だ。ブラウンとホプキンスがついに2人とも同時に出場可能な状態となれば、スターワイドレシーバーの2人を使えることがチームの状況を好転させ、オフェンスの生産性を安定させることにつながると期待されている。

ブラウンが具体的にいつフィールドに復帰できるかはまだ分からない。一方で、カーディナルスは彼の存在によって調子を取り戻したオフェンスが、現在4勝6敗でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区3位となっているチームの現状を改善することを望んでいる。

カーディナルスは月曜夜、メキシコシティで49ersと激突する予定だ。

【RA】