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プレーオフ進出を目指すイーグルスがFAのDTエンダマカン・スーと契約

2022年11月18日(金) 10:09


エンダマカン・スー【Joe Robbins via AP】

エンダマカン・スーの曲がりくねった旅路がようやく彼を次の目的地へと導いた。そこはフィラデルフィアだ。

フィラデルフィア・イーグルスが35歳のディフェンシブタックル(DT)スーと1年契約を結ぶと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地17日(木)に報じている。その後、イーグルスは契約について正式に発表した。

ベテラン選手のスーは多くのNFLクラブが自分の力を欲していると知りながらも、次の所属先を長きにわたって吟味し続けた後、イーグルスへの加入を決断している。オールプロに5回選出された経歴を持つスーは、今季にプレーする意向があることは明らかになっていたが、やりがいのある方向に進んでいないチームには興味を示そうとしていなかった。

待機していた時間はいまだ1敗しかしていないイーグルスに入団する機会という形で報われている。イーグルスは新人DTジョーダン・デイビスをケガで失ったものの、ディフェンシブタックルのデプスに自信を示していた。しかし、その後、ワシントン・コマンダースとの試合に惜しくも敗れ、今季初黒星を喫している。

シーズン第10週の敗北はイーグルスにとって単なる一敗でなく、チームの弱点を露呈するものだった。そうした弱点は多いわけではない。とはいえ、試合の流れがほとんど相手の思い通りになった場合に、イーグルスがその影響を受けて敗れる可能性があることは十分に明らかになった。

コマンダースはほぼ50回のキャリーで150ランヤード以上を記録。つまり、キャリー平均で約3ヤードを稼いでいたことになる。この記録は誰にとっても脅威の数字ではないが、コマンダースが5ヤード以下からの攻撃でサードダウンコンバージョンを何度も成功させていた事実は懸念すべき点だ。イーグルスはディフェンシブフロントのローテーションに誇りを持っており、選手が常にフレッシュな状態で試合に臨めるようにしている。しかしデイビスを失ったことは、勝利の可能性を高めるためならランプレーを50回しても構わないというチームに対抗するときに、ギャップを埋め、相手を困難に陥れてくれる重要な選手がいなくなったことを意味していた。

基本的に、イーグルスはこの試合でシーズン後半に比較的いいチームと対戦するときに何が起こるかを垣間見ることができている。例えば、その相手はダラス・カウボーイズかもしれない。また、NFLの中でも競争が激しい地区において今回のような試合をする余裕はほとんどないと言えよう。その結果、イーグルスは直ちに新たな戦力を補強。スーの他にもDTリンバル・ジョセフと水曜日に契約している。

スーはディフェンスの内部ですぐにその破壊力を発揮するはずだ。彼の経歴はすでに輝かしいものだが、35歳という年齢でもなおチームに良い影響を与えるだろう。ここ2シーズンの合計サック数は12回であり、新しいチームで再びリングを追い求める前に引退を考えるほどスーが衰えていないことは明らかだ。

【RA】