ヒューストン・テキサンズがクオーターバック（QB）ポジションに変化を起こしている。

現地27日（日）に実施されるマイアミ・ドルフィンズ戦では苦戦しているQBデイビス・ミルズに代わってQBカイル・アレンが先発する見込みだと『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイク・ガラフォロが水曜日に報じた。

テキサンズのヘッドコーチ（HC）ラビー・スミスは水曜日に行われた記者会見で先発の指名を避けたものの、変更があった場合は知らせると報道陣に話している。どうやら、その変更は1勝8敗1分のテキサンズが現時点で4連勝しているドルフィンズと対戦するためにマイアミガーデンズへ向かう週末に起こりそうだ。

出場が決まれば、アレンは日曜日に今季初めてレギュラーシーズンの試合に出場し、初めてテキサンズの一員としてプレーすることになる。カレッジ時代にテキサスA&M大学およびヒューストン大学でプレーしていたアレンは、4年間のNFLキャリアで21試合に出場（そのうち13試合に先発出場）し、パス成功率63.1％、4,318ヤード、タッチダウン対インターセプト比で23対17を記録してきた。

アレンのスナップ数が最も多かったのはカロライナ・パンサーズ時代だ。ロン・リベラがパンサーズでヘッドコーチを務めていた2019年シーズンに13試合に出場し、そのうち12試合で先発している。2020年にリベラがワシントン・コマンダースのヘッドコーチに就任した後、同じくコマンダースにトレードされたアレンは、そのシーズンで4試合に先発。しかし、シーズン第9週に足関節を脱臼してシーズン終了となっている。

それ以降、NFLでバックアップとして見過ごされてきたアレンは、今年3月に1年契約でテキサンズに加入した。そして、2021年シーズン終盤に印象的な活躍を見せ、今シーズンを通して先発を任されると見られていたミルズに代わって先発を務めることになっている。

ミルズの苦戦とテキサンズの不振が今回の交代を促したようだ。次戦では現在、最も熱いチームの1つであるドルフィンズを相手に、テキサンズがこれまでと異なる結果を生み出せるかどうかに注目だ。

【RA】