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肩の脱臼を抱えながら練習に参加したベアーズQBフィールズ

2022年11月24日(木) 12:16

シカゴ・ベアーズのジャスティン・フィールズ【AP Photo/John Bazemore】

シカゴ・ベアーズのクオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズが現地23日(水)、現在対処している肩のケガについて明かした。フィールズの直近でのステータスが不明の中、このケガがさまざまな推測を生んでいた。

フィールズが報道陣に対し“基本的には肩鎖関節の、肩の脱臼と靭帯の一部損傷”を抱えていると話したと『The Athletic(ジ・アスレチック)』のケビン・フィッシュベインが伝えている。

ベアーズは水曜日にフィールズが練習に復帰することを許可した。ヘッドコーチ(HC)のマット・エバーフラスは水曜日の早い段階で、フィールズは左肩の負傷で“日々の経過観察”とされていると述べたものの、後にフィールズ本人が来る日曜日に実施されるニューヨーク・ジェッツとの試合への出場については自分の判断になると話している。

「コーチ(エバーフラス)は俺次第だと言った。彼らは俺にとってベストな道を望んでいる」とフィールズはコメントした。

水曜日に投球を行ったフィールズは――ハンドオフのときでさえ――違和感があったと認めている。ジ・アスレチックのアダム・ジャンスはフィールズが「今日の痛みはかなり強かった」とつけ加えたと報じている。

試合日が水曜日だとしたらプレーできていたか尋ねられたフィールズはノーと答えつつも「でも試合は今日じゃない」と発言。

フィールズは先週日曜日にアトランタ・ファルコンズに敗れたシーズン第11週の試合終盤に左(非投球側)の肩を脱臼した。

エバーフラスHCは以前、フィールズが故障者リザーブ(IR)に登録される可能性や、このケガによってシーズン終了になる可能性を否定していなかったものの、その後の展開からは、そういった事態に至る可能性は低いようだ。

ベアーズはシーズン第12週に敵地でニューヨーク・ジェッツと相まみえる。そのジェッツはQBザック・ウィルソンをベンチに下げ、マイク・ホワイトをベアーズ戦に先発させることを明らかにした。ジェッツはウィルソンを2021年NFLドラフトの全体2位で指名しており、ベアーズは同じ年のドラフト全体11位でフィールズを選んだ。

フィールズはファルコンズとの試合でハムストリングの負傷も抱えており、一時は確認のためにカートでフィールドを離れている。

3勝8敗のベアーズは過去8試合中7試合を落としているが、フィールズはその中でも輝きを放っている選手の一人だ。ルーキーシーズンだった昨年に12試合(先発11試合)でタッチダウンパス7回、ランでのタッチダウンが2回だったフィールズは、今季11戦に先発してタッチダウンパス13回を投じ、ランによる得点を7回挙げている。

ベアーズのバックアップQBで、2019年はジェッツで過ごしていたトレバー・シーミアンは、今季に1試合に出場して唯一のパスアテンプトを成功させ、5ヤードをマークしている。1年前にニューオーリンズ・セインツでタッチダウン11回、インターセプト3回だったシーミアンだが、セインツはシーミアンが先発した4試合のすべてで敗北した。

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