アリゾナ・カーディナルスはシーズン第12週での勝利を切望している。チームは試合に間に合うようにいくつかの補強を計画しているようだ。

ヘッドコーチ（HC）のクリフ・キングスベリーは現地25日（金）、ハムストリングの負傷で欠場していたクオーターバック（QB）のカイラー・マレーについて、試合に戻る準備が完了したと報道陣に語った。また、ワイドレシーバー（WR）のマーキス・ブラウンは、故障者リザーブ（IR）で直近5試合を欠場した後、フィールドに戻ると予想されている。

キングスベリーはマレーについて「調子が良いように見えるよ。確かに、大丈夫そうだ。彼は今週良い1週間を過ごしていた。今日は何回かフルスピードで練習に参加して、調子は整っているように見えた。われわれは復帰に興奮しているよ」と話した。

再発症しやすいケガからの万全な復帰を果たすために、マレーはもう1週欠場し、第13週も欠場する可能性があるが、キングスベリーは、マレー自身が復帰を待つことに飽き飽きとしており、4勝7敗のチームが自身の才能を活用したいことも理解していると述べた。

キングスベリーは「ああ、復帰の時期については話していたが、これまで明らかに彼はフィールドに戻ることを心配していたんだ。彼は自分自身が100パーセントの状態を知っている。彼の状態が万全でなければ、おそらくわれわれは復帰を待っていたが、彼は今完璧な状態なんだ」とコメント。

シーズン第6週の足の骨折によりブラウンはチームから除外されたが、彼のフィールドへの復帰の道のりは1週間と少し前、チームが彼を故障者リザーブ（IR）から復帰させようと、練習に参加させたことで重要なチェックポイントを迎えたようだ。まだIRからアクティブに戻す必要はあるものの、キングスベリーの金曜日の発言によると、ブラウンが再び正式に53人のロースターの1人になるのは時間の問題だと思われる。

キングスベリーは「彼は今日、良い感じだった。順調に回復していて、日曜日にプレーするのも問題ないと思う」と話している。

カーディナルスは、直近2試合でベテランバックアップのコルト・マッコイを起用することを余儀なくされており、1試合目は勝ったものの月曜日の夜はサンフランシスコ・49ersに敗北した。ブラウン不在の状況で、グレッグ・ドーチ、A.J.グリーンがレシーバーの候補としているものの、カーディナルスの攻撃陣はディアンドレ・ホプキンスに過剰に依存している。ブラウンの復帰は、マレーの復帰とともに軌道に乗ろうとしているチームを鼓舞することになるだろう。

カーディナルスはメキシコシティで49ersに敗北したため、この先の数週間でまた頻繁に負ける訳にはいかない。ロサンゼルス・チャージャーズは国民の多くが見守る時間帯でのショックな敗戦の翌週、アリゾナを訪れることになった。カーディナルスはチャージャーズと互角に戦い、1週間の休みに入る前に勝ち星を取り戻そうと、できるだけ多くのプレーメーカーを必要としている。

【AK】