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ラムズQBスタッフォードの状況は向上、シーズン終了の計画はなし

2022年11月28日(月) 08:51


ロサンゼルス・ラムズのマシュー・スタッフォード【AP Photo/Gerald Herbert】

ロサンゼルス・ラムズのクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードは現地25日(金)の練習に姿を見せ、チームメイトたちと歩き回っていた。

スタッフォードは日曜日に実施されているカンザスシティ・チーフス戦ではインアクティブとなり、若手QBブライス・パーキンスが初めての先発出場を果たしている。しかし、スタッフォードが練習場にいたこと自体が、今後の見通しが明るいことの兆候だ。

ラムズは3勝7敗となっており、スタッフォードは今季2度目の脳しんとうプロトコルに入っている状況だが、複数の情報筋の話によれば、スタッフォードを今季終了とする計画は今のところないという。

スタッフォードの現状を知る一部の情報元は、スタッフォードはリーグの定めるプロトコルに置かれている一方、脳しんとうと診断されたわけではないとしている。実際、スタッフォードはチームが脳しんとうを発症したか判断できる前の段階で試合を離脱したことでプロトコルに置かれている状況だ。

症状を起こしているのは頭部、首、背部のいずれでもあり得るため、ラムズは試合中に脳しんとうを除外することができなかった。したがって、安全策としてラムズはスタッフォードを試合から外し、脳しんとうプロトコルに置いている。

スタッフォードは先週、首にヒットを受けた際に、基本的にはひどいスティンガーを抱えた結果として、足の感覚をなくしていた。しかし、そういった症状は過去数日の間に治ったと状況を知る人物らは話している。

スタッフォードは週ごとの経過観察とされている。ラムズはここ3週間で2度、スタッフォードを脳しんとうプロトコルに置いており、それは脳しんとうを起こした際に見られることのある症状をスタッフォードが示したことから、念のために取った措置だった。

今季最初の脳しんとう――11月9日に明かされたもの――では、スタッフォードはタンパベイ・バッカニアーズ戦に敗北した後の、ワークアウト中に症状を報告している。情報筋によれば、今回は実際には脳しんとうの結果ではない可能性のある、クロスオーバー症状として説明できるものを発していたとのことだ。

スタッフォードの状況は良くなっている。チームの戦績は求めているものではないかもしれないが、今のラムズには医療上の許可が出た際に34歳のスタッフォードがプレーできるという望みはある。

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