現地28日（月）、クリーブランド・ブラウンズがクオーターバック（QB）デショーン・ワトソンを正式にアクティブロースターに加え、ワトソンが来る日曜日に古巣ヒューストン・テキサンズとの試合で先発するための道を整えた。

ワトソンはリーグの個人行動規範に違反したことで出場停止処分を科され、2022年シーズンの開幕から11試合を欠場していた。

20名を超える女性からマッサージ施術中の性的不品行によって訴えられていたワトソンは、当初言い渡された6試合の出場停止処分にリーグが上訴した後、NFLとNFLPA（NFL選手会）が合意した内容から、11月14日の週まで練習に参加することを禁じられていた。ワトソンは10月10日から、チーム施設で医療スタッフと共にリハビリすること、フットボール関係以外のスタッフと会うこと、ミーティングへの出席、特定のコーチと個人的に会うことを許可されている。

ブラウンズのヘッドコーチ（HC）であるケビン・ステファンスキーは月曜日に、ワトソンがシーズン第13週の試合で先発する見込みであり、ジャコビー・ブリセットはバックアップの役割に戻ると報道陣に認めていた。また、ブラウンズは月曜日にバックアップQBのジョシュア・ドブスをウェイバーにかけている。

ステファンスキーHCは「デショーンにはチームメイトのサポートがあり、組織からのサポートがあるだろう。今の彼のフォーカスや私のフォーカスは、ヒューストン戦にある」と話した。

日曜日の試合はワトソンにとって、テキサンズでプレーしていた2020年シーズンの終わり以来のレギュラーシーズンゲームになる。このシーズンが終わった後、ワトソンはテキサンズにトレードを要求していた。2021年シーズン中にトレードが実現することはなく、テキサンズとの合意の下、ワトソンはこのシーズンにプレーしていない。

ワトソンは20件以上の民事訴訟において内容非公開の調停に至った。刑事事件で罪を問われることはなく、テキサスの2つの大陪審が訴えを却下している。

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