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スティーラーズに敗れた後、悔しさをにじませるコルツQBライアン

2022年11月30日(水) 14:49


インディアナポリス・コルツのマット・ライアン【Joe Robbins via AP】

現地28日(月)夜、インディアナポリス・コルツは後半の追い上げも無駄に終わり、ピッツバーグ・スティーラーズに24対17で敗れて今季7つ目の黒星を喫した。現在の戦績は4勝7敗1分。暫定ヘッドコーチ(HC)ジェフ・サタデーの指揮下では1勝2敗となっている。

試合後、コルツのクオーターバック(QB)マット・ライアンは「悔しい。それは間違いない」と語った。

「ある週にはあること。別の週には別のことが起きる。その部分は間違いなく悔しい。うちにいる全員がそう感じていると思うし、自分たちの現状に失望していると思う」

今回の試合の前半で、コルツは散々な結果を残している。第1クオーターの獲得ヤードは実質0ヤード。最初の2クオーターを通して稼いだのはわずか71ヤードで、その間にライアンがパスで獲得したのは36ヤードにとどまっている。

後半に入ってからは反撃し、一時はリードを奪ったが、サタデーが試合終盤の判断を誤ったことでコルツは再びつまずいてしまった。試合後、サタデーはそうした判断を軽視するような態度をとっている。

ライアンが前半で見せたお粗末なプレーと、何度もパスを通し損ねたことは、コルツがQBポジションに抱えている問題を浮き彫りにしていた。順調にプレーし始めても、苦戦を強いられているオフェンシブラインは相手パスラッシャーに突破され、ライアンは何もできずにすべてが台無しになっていた。

サタデーはライアンが今後も先発を務めると正式に発表している。QBサム・エリンガーのパフォーマンスを受け、コルツに残された選択肢は今のところそれしかないのだ。

「マットが引き続き務めていく予定だ」と明かしたサタデーは「これからも前進し続け、今ある力で押し進めていくつもりだ。ロッカールームにいる選手たちには、ロッカールームにはそれを実現するための選手がそろっていると話した。そのためのプレーも準備してある。大事な場面でどう実行するか、それを考えなければならない。それこそが、私たちが集中し、力を注がなければならないことだ」と続けている。

長きにわたって低迷していたとしても、コルツにはプライムタイムで勝てる可能性があった。しかし、彼らはまたしてもヘマをしている。

ワイドレシーバー(WR)マイケル・ピットマンは次のように振り返った。「何もかもが悔しい。俺からすると、前半だな。前半――俺のプレーは間違いなく情けなかった。それは俺の責任だ。だって、俺が自分の実力を発揮できていたら、俺たちは負けてすらいなかったと思うからだ。だから、前半ではもっとうまくやらなきゃいけなかったし、後半ではもっとプレーを生み出さないとだめだった。正直に言うと、間違いなく俺に責任がある」

【RA】