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イーグルスQBハーツ、レイダースRBジェイコブスらが第12週の最優秀選手に

2022年12月01日(木) 11:50


フィラデルフィア・イーグルスのジェイレン・ハーツ【AP Photo/Matt Slocum】

現地11月27日(日)、フィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツとラスベガス・レイダースのランニングバック(RB)ジョシュ・ジェイコブスはダイナミックな記録を達成し、チームに勝利をもたらした。

それぞれチームを勝利に導いたジェイコブスとハーツは、水曜朝に発表された週間最優秀選手賞でその活躍を称えられている。

NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手に選ばれたハーツは、日曜夜に実施されたグリーンベイ・パッカーズ戦において40対33でイーグルスを勝利へ導く中で、少なくとも1950年以降に1試合で150ラッシングヤード以上、150パスヤード以上、タッチダウンパス2回以上を記録した唯一の選手となった。ハーツはこの試合でパス28回中16回成功、153パスヤード、タッチダウン2回、157ランヤードをマーク。ランヤードではクオーターバックによる1試合あたりのフランチャイズ記録を更新した。

日曜日の試合で229ランヤードを稼いだジェイコブスも、1試合あたりのランヤードでフランチャイズ記録を塗り替えている。レイダースが40対34でシアトル・シーホークスに勝利したのは、ジェイコブスがオーバータイムに見せた86ヤードのタッチダウンランのおかげだ。ジェイコブスはこうした活躍により、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手賞も手に入れている。タッチダウンラン2回をマークしたジェイコブスは、キャッチ6回で74ヤードも獲得し、303スクリメージヤードを記録した。

バッファロー・ビルズのディフェンシブタックル(DT)エド・オリバーはサンクスギビングデーに好成績を残し、自らをAFCディフェンス部門週間最優秀選手の座に押し上げている。ビルズはこの試合でデトロイト・ライオンズに28対25でエキサイティングな勝利を収めた。オリバーはタックル6回、フォースドファンブル1回、ファンブルリカバリー1回、タックルフォーロス2回を記録。またセーフティを誘った重要なサック1回も決めている。

センセーショナルなシーズンを送っているカロライナ・パンサーズのディフェンシブエンド(DE)ブライアン・バーンズは、日曜日に23対10で勝利したデンバー・ブロンコス戦でも素晴らしい活躍を見せた。今回の試合でタックル3回、サック2回、フォースドファンブル1回、パスブレークアップ1回という見事な成績を残したバーンズは、ここまで4試合連続で1回以上のサックを決めている。そして、今回のNFCディフェンス部門週間最優秀選手に指名された。

ミネソタ・バイキングスが33対26でニューイングランド・ペイトリオッツに勝利した木曜日のスリリングな試合において、RBキーン・ヌワングウーが決めたキックオフリターンタッチダウンほど重要でエキサイティングなプレーはなかったと言えよう。NFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手に選ばれたヌワングウーは、そのタッチダウンでバイキングスを勝利に導いている。また、ヌワングウーはリターン5回、166キックオフリターンヤードを記録するなど試合に大きな影響を与えた。

ハラハラさせられる展開の中でロサンゼルス・チャージャーズがアリゾナ・カーディナルスに25対24で勝利した試合では、フィールドポジションが極めて重要な役割を果たし、チャージャーズのパンター(P)J.K.スコットがその部門をリードしている。AFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手賞を獲得したスコットは、この試合でパント6回中4回を敵陣20ヤード以内に着地させた。パント平均36.5ヤードだったスコットの最長ヤードは48ヤードにとどまっているが、勝利を手にするのに最も重要なのは、彼の正確さとカーディナルスを押さえつける能力だということが証明された。

【RA】