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回復の一途をたどり「すべてが元通りになりつつある」とコマンダースRBロビンソンJr.

2022年12月01日(木) 11:58


ワシントン・コマンダースのブライアン・ロビンソンJr.【AP Photo/Matt Rourke】

ワシントン・コマンダースの新人ランニングバック(RB)ブライアン・ロビンソンJr.は2022年シーズンにおける最も信じ難い話題の1つであり続けている。

8月に強盗またはカージャックの被害者として複数の銃弾を浴びたロビンソンJr.だが、そのケガが原因で欠場したのはわずか4試合だ。ケガを乗り越えたロビンソンJr.は今、3連勝を挙げてここ7試合中6試合で勝利している好調なコマンダースで急成長を遂げている。

現地11月27日(日)に19対13でアトランタ・ファルコンズに勝利した試合で、キャリー18回をマークしたロビンソンJr.は105ランヤードを稼いでキャリアハイを更新。また、キャッチ2回で20ヤード、キャリア初のタッチダウンレシーブも記録した。

ロビンソンJr.はチーム公式サイトのジュリー・ドナルドソンに、週を追うごとに「フィジカル面だけではなくメンタル面でも良くなってきている」と話している。

「すべてが元通りになりつつある。俺は前に機会をたくさん逃したし、才能豊かな選手がそろっているこのリーグでまだまだ進歩しようとしているところだ。それはかなり大変だ」と語ったロビンソンJr.はこう続けた。「自分の名前に恥じないようにすることができないんじゃないかと思って不安になるときもあるけど、自分が信じていることに忠実にやってみる。自分はきっと大丈夫だと信じている」

ロビンソンJr.は先陣を切ってコマンダースの立て直しに貢献してきた。突破力に優れたロビンソンJr.のランニングスタイルは、オフェンスを活性化させ続けている。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』よれば、ロビンソンJr.はシーズン第10週以降にNFLで7番目に多い接触後のランヤード(159ヤード)を記録しているとのこと。

ロビンソンJr.とアントニオ・ギブソンはワシントンで強力なバックフィールドを形成するために連携してきた。各チームのRBコンビでそれぞれが450ヤード以上を獲得しているのはわずか5組しかないが、このコンビはそのうちの1つとなっている。

7勝5敗という戦績で、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)における最後のワイルドカードの出場権を現時点で確保しているコマンダースは、日曜日にニューヨーク・ジャイアンツとの大一番を控えている。シーズン第14週のバイウイーク前に勝利をつかめれば、コマンダースはポストシーズン進出の可能性を手にすることができるのだ。

ロビンソンJr.は「準備に関しては台本に忠実に、勝つためにやってきたことをやるだけだ」と強調している。

「試合に勝つための準備をし続けないといけない。みんなが同じように集中していれば、どんな相手でもフィールドに上がって戦えると思っている」

【RA】