バッファロー・ビルズのアウトサイドラインバッカー（OLB）ボン・ミラーは自身の膝のケガについて、1週間程度の離脱で済むかのように話していた。しかし、ミラーは1カ月間、欠場することになっている。

現地1日（木）、ビルズがミラーを故障者リザーブ（IR）に登録した。そのため、ミラーは少なくとも4試合の欠場を余儀なくされる。

今週、ミラーは7日から10日で復帰できると思っていると話しており、シーズン第14週に組まれているニューヨーク・ジェッツとのリマッチに間に合えば理想的だとも語っていた。そのため、今回の発表は驚きが伴うものであり、ビルズのジェネラルマネジャー（GM）ブランドン・ビーンはIRに登録した動きについて、木曜日に手短にこう説明している。

「彼は治療をしており、リハビリを試みている。われわれは彼の復帰を急がせたくないし、彼はコンペティターだ。だからこそ、われわれは彼を愛している。だからこそ、彼は本当に素晴らしいのだ。彼の中のコンペティターは――今夜、出場して動けるなら、そうするだろうね。医療関係者と話し合った結果、今は時間をかけるのがベストな判断だと思った。そうすれば彼は終盤でわれわれを助ける最高の機会を手に入れられるだろう」

ビルズのスケジュールに関して言えば、ミラーの欠場は理想的なタイミングではない。地区ライバルとの3連戦を控えているビルズは、木曜夜にニューイングランド・ペイトリオッツと相まみえた後、ホームに戻ってジェッツと戦い、その翌週にマイアミ・ドルフィンズと対峙する予定だ。その後はクリスマスイブにシカゴ・ベアーズとの試合に臨むために敵地へ向かう。しかし、IRのタイムラインに従うと、ミラーはシーズン第17週に行われるマンデーナイトフットボールのシンシナティ・ベンガルズ戦でようやく復帰できるようになる。

8勝3敗のビルズはNFLで最も過酷なディビジョンの1つであるAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）東地区のタイトルをかけて厳しい戦いを強いられており、何試合も負けてはいられない状況となっている。離脱に対して心配の声が上がっている一方で、ミラーにはディビジョンの運命を左右する最後の重要な2試合でチームメイトと再会することが望まれている。

それまでミラーは休養とリハビリに専念するはずだ。ビルズはしばらくミラーなしで進むことになる。

【RA】