ベアーズQBフィールズは故障者レポートに記載されず、地区ライバルのパッカーズ戦に先発へ
2022年12月03日(土) 08:21シカゴ・ベアーズのクオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズが今週末にフィールドに復帰する。
現地2日(金)に公表されたベアーズの故障者レポートにフィールズの名前は記載されておらず、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区のライバル対決となる日曜日のグリーンベイ・パッカーズ戦にはフィールズが先発する見込みだ。ヘッドコーチ(HC)マット・エバーフラスは2日、左肩の負傷に対応していたフィールズに後退が見られない限り、試合に出場して先発する予定だと報道陣に明かしている。
「この2日間の調子でいけば、ゴーサインだ。それを目指している」と話したエバーフラスHC。
フィールズのバックアップとして期待されていたQBトレバー・シーミアンはシーズン第12週に負った斜筋のケガが原因で今季の残る試合に出場できない。シーミアンは今回のケガを受け、シーズン終了となる手術を受けることを決断しており、エバーフラスHCはネイサン・ピーターマンがフィールズのバックアップを担うとした。ベアーズは今週、デトロイト・ライオンズの練習生だったティム・ボイルと契約しており、ボイルが3番手QBとなる。
一方、パッカーズのQBアーロン・ロジャース(助骨、右親指)はこの2日間の練習を限定メニューにとどめていたものの、金曜日の故障者レポートには名前が載っておらず、ベアーズ戦への先発出場が予定されている。
フィールズはシーズン第11週に敗北したアトランタ・ファルコンズ戦で肩を負傷し、翌週のニューヨーク・ジェッツ戦欠場を余儀なくされた。ケガの治療と試合の準備を1週間で整えられたとはいえ、今週末の試合にフィールズを出場させる判断は興味深い。
ジェッツに敗れたチームは目下3勝9敗の戦績であり、もはや敗戦は許されず、さもなければプレーオフのわずかな可能性に別れを告げなければならなくなるため、ベアーズが最も爆発的なプレーメーカーを、特にパッカーズというライバルとの試合で復帰させるのは理にかなっていると言えよう。
しかしながら、日曜日の試合が終わればバイウイークが待っており、フィールズをベンチに控えさせる方が賢明かもしれない。フィールズがベアーズにもたらす最大の価値はここからの1カ月ではなく、今後数年間に渡るものだからだ。それでも、今回のチームの方針を考えれば、フィールズのケガはさらに数週間の休養を必要とするほど深刻ではないのかもしれない。
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