QBガロポロのシーズン中の復帰に懐疑的な49ersシャナハンHC、「楽観的には考えていない」
2022年12月08日(木) 11:33現地6日(火)に入ってきたサンフランシスコ・49ersのクオーターバック(QB)ジミー・ガロポロに関する朗報は、当初考えられていたほどポジティブなものではないかもしれない。
ガロポロの足のケガは手術を必要としていないものの、2022年シーズン中の復帰は見込めないかもしれないとヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンは水曜日に述べた。
「いずれにしても回復にはそれなりの時間がかかるだろう。プレーオフ終盤で復帰できる可能性は残されているが、かなり低いと思っている。楽観的には考えていないが、まったく可能性がないわけでもない」とシャナハンHCは記者団に話している。
ガロポロは靭帯(じんたい)の損傷を免れ、リハビリの進捗次第では復帰できる可能性を残している。シャナハンHCはガロポロの復帰を当てにしていない様子だが、レギュラーシーズンの残り5週間をガロポロ抜きで臨み、プレーオフ進出を狙う準備として、シャナハンHCは自分自身の焦点を守ろうとしているのかもしれない。
シャナハンHCは49ersにいるクオーターバックに満足しているとも記者団に話しており、これは最近にリリースされたQBベイカー・メイフィールドを49ersがクレームせず、代わりに彼がディビジョンライバルのロサンゼルス・ラムズに行ったことからも伺える。シャナハンHC率いるチームは、日曜日のマイアミ・ドルフィンズ戦で負傷したガロポロの代わりに出場し、33対17の勝利へと導いた新人QBブロック・パーディーと、ベテランQBジョシュ・ジョンソンを起用することになる。
パーディーはチームメイトからの評価も勝ち取ったようだ。
「このリーグですでに15年は戦っているかのようだった」とベテランオフェンシブタックル(OT)のトレント・ウイリアムスは水曜日に『NFL Network(NFLネットワーク)』のブリジェット・コンドンに話している。「彼は堂々と発言していた。手探りでプレーしている臆病な新人なんかじゃない。しっかりと仕切れる選手だ。ペイトン・マニングかと思うくらいだった」
49ersがガロポロを故障者リザーブ(IR)に置いていないことがすべてを物語っているようだ。現段階で入手可能な情報からすると、ガロポロが来月中に復帰できると考えるのは現実的ではないため、IRに載せることは無意味なものとなる。現時点でガロポロがIRに置かれていないということは、49ersはあらゆる可能性を残しているということだ。
つまるところ、ガロポロのシーズンは48時間前に終了したばかりのようなもので、実際に実現するかどうかは別として、今の49ersはガロポロがいずれ復帰することを願うことくらいしかできない。
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